まえがき
昔からガチャガチャが好きだった。”ガチャガチャを回す”という行為が好きだった。
ガタンガタンと回るメカメカしさ。なけなしの100円玉を投じる背徳感。手にしたガラクタに感じる一喜一憂。男の子ゴコロと射幸心を煽るメカニックノスタルジックモンスターマシン。それが”ガチャガチャ”なんです。
ガチャガチャとは”大人の階段”。初恋やTSUTAYAの成人コーナーに立ち入るのと同格にあるべき神聖な”コト消費”。勇気を振り絞った”原初の体験”。今ならわかる。あの「ガチャン…ガチャン……」の音色は、おっかなびっくり大人の階段を上っている”足音”に他ならなかったんだと。
私にとってのガチャガチャとはそういうもの。自身の”成長”と密接に絡んだ良き思い出なんです。いまだに週末になったらサンドに紙突っ込んで似たような冒険に興じてるのはその名残なんです。パチンカスは銀玉に童心を見てんすよ。
という訳でガチャガチャの魔性を語ったんですが、この度購入しましたガチャガチャ。

用途は「おつまみ入れ」。酒飲みながらガチャガチャできるなんて最高ですわ。QOL爆上がり。酒がウマい。童心に帰りながら酒を嗜む。大人の服着た子供なんです、ぼかぁ。
レトロな印象でインテリアにもできる優れモノ。いい買い物したなと気に入ってるんだけど、一つだけ不満がある。
コイツ、100円玉入れないと動かないんです。当たり前っちゃ当たり前なんだけど。
「まぁ、つまみ喰うついでに貯金でもすっか」なんてことを考えて購入したものの、この仕様がまぁメンドクサイ。自分の怠惰さをなめてた。現金使わねーから100円玉が溜まんないし、投入した100円を回収するのも割と面倒。ガチャガチャ全バラシしないといけないから。
という訳で、「コイツをコインレス機に改造しよう」ってのが本記事の内容です。時代はスマスロ、スマパチだからね。ガチャガチャもコインレスが妥当よ。
どこに需要あるか分かんないけど、調べても出てこなかったのでここに書いときます。ガチャガチャをコインレスにしたいって時に参考にして下さい。
バラします
それではバラしていきましょう。
まずは本体を二分割。
ここにあるネジをばらして、

グッとすれば外れます。

そしたらコイン投入口を取り外し。
裏側にひっくり返すとガチャガチャ機構のお目見えです。

たぶん各部の役割はこんなカンジ。

①が100円玉の有無を判別してる部分かな。
ある場合はこの金具を100円玉が持ち上げて歯車が回る、ない場合は歯車に引っかかって回らない的な。

②が逆回転(反時計回り)防止ですね。遊びはあるけど逆回転すれば必ず歯車にひっかかるようにできてます。
という訳でコインに関係するのは①の部分。これさえなければ無限に回ってくれます。固定されていないのでマイナスかなんかで簡単に外れます。
②を外せば反時計回りにも回せるガチャガチャにもできます。ただ「ガチャガチャ」しない状態(ハンドルがグルグル回るだけ)になるので楽しさ全減です。ガチャガチャ買った意味がねぇ。ガン萎え。②はそのままにしておきましょう。
③はコインが外れないための”抑え”ですかね?支障はないんで③も外しときましょう。
はい、こんだけ。
2か所外せばコインレス機の完成。
自分でやっても知れてます。
完全自己責任ですが、自分でやってみるのもいいんじゃないでしょうか。
みなさんのガチャガチャ生活がより良いものとなりますように。
そんじゃ。

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