『Campus mode!!』…メッチャスキ…………

学マス
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まえがき

ついに『Campus mode!!』について語れる日がやってきた。

何も知らずに「花海咲季 親愛度10」を踏んだ時の衝撃たるや。生涯忘れることはないでしょう。

配信に合わせて歌詞も公開されたので、刺さった所だけ語っていきます。

お時間ある時にどうぞ。

『Campus mode!!』
作詞・作曲:田淵智也
編曲:滝澤俊輔

 

感想

作詞・作曲は「UNISON SQUARE GARDEN」田淵氏。

“超天変地異”とまでは言わない狂騒チューンとアイドルらしい”キラキラ感”のハイブリッド。”ハツラツとしたアイドルソング”ってのが本曲の第一印象。

頭サビ~1番の間奏とかすごくいいよね。もはや何が鳴ってるのか分らんがやたら心躍る。2番の「見ててね」から間髪入れず放たれる2サビも最高。往年のコマ送りOP曲的な(楽曲的にはED曲だけど)シーンが思い浮かんじゃう。

緩急自在のテンポ感、要所で捲し立てる歌唱。

それなりに聞いてるつもりだけど、毎回聴こえ方が変わるんよね。聴くたびに耳につく場所が変わる。常に”新鮮味”を感じる面白い楽曲だ。

疾走感。キャッチ―。ポップ。パワフル。ワチャワチャ。

この曲に対する形容詞はいろいろあると思う。パッと思いつくのはこんな所だろうか。

もっと長ったらしくしていいなら「おもちゃ箱をひっくり返したような」、「ジェットコースターみたいな」なんて言葉も似合うだろう。

私が一言で言い表すなら「トリッキー」になるかな。そう、トリッキー。サウンドもそうだし、歌詞を見てもそう。そう感じる。

そこら辺を語っていきましょう。

 

アイドルらしさ

たとえば冒頭。

しっとりイントロに始まり、

「Campus modeで一緒に駆け抜けるぞ yeah!」

このフレーズを皮切りに怒涛のオケが鳴り響く。わりとアイドルソングらしい王道展開で身軽に聞こえる。印象としては”華やかさ”が勝る。

そんでもって1番に突入するわけだけど、

生きとし生ける人は皆々 悩むようにできてる

ここまでの能天気な雰囲気から一転、やたら高尚なフレーズを呟くわけ。麻央パートだから重ために聞こえるせいでもあるけど、少し雰囲気かわる。

「んっ?」ってなる。
「いきなりかしこなるやん……」ってなっちゃう。

んで、気になって耳を傾けてると

なんだこれは!?
(なんなんだこれは!?)

アホの子帰ってくるわけ。

おかえり、早かったね。
お友達もいっぱい連れてきて…まぁ……。

剛からの柔。
緊張からの緩和。
理知からのカラッポ。

私は初聴でずっこけたけど、こういうツッコミどころのある曲ってベタだけど好き。その”振り回されてる感”が心地いい。情緒の乱高下に、”アイドルソングらしいパワフルさ”を感じる。

この緩急はフックだ。
私みたいな雑魚はまんまと引っ掛かる。

ミリオンに『サウンド・オブ・ビギニング』って神曲があるんだけど、この曲が好きなのもそういうトコなんです。初っ端のデケーツッコミ所を愛さずにいられない。

ついでに聴いてってほしい。

 

ロックらしさ

冒頭から素晴らしい釣り針ぶら下げてる楽曲だけど、個人的には”このパート”もスゲーいい仕事してるなーと思ってる。

壁は昇るか?
穴を空けるか?
抜け道を探すか?
どれもいいねgood!

自分でちゃんと考えたのなら!

 

前提の話として、作詞:田淵氏は本パートについて「初星学園音楽部 EP.2」でこのように語っている。

自分が最近テーマにしている「自分として生きていくには」を歌詞に入れ込みたいと思った。1番の「壁は昇るか?穴を空けるか?抜け道を探すか?」ってフレーズを書けたのが個人的に気に入っている。

ー「初星学園音楽部 EP.2」田淵智也コメントー

このコメントから分かるように、このパートには田淵氏の想いが込められてる。

 

ってなことを踏まえて私の感想を述べると、

「自分でちゃんと考えたのなら!」

こっちにこそ”田淵氏らしさ”が滲んでるな、と思う。 

このフレーズ、やたら冷淡に聞こえるんよね。

自分で決めたんならいいんじゃない?知らんけど……

そんくらいの聴こえ方する。

気分次第で行こう
未来はただそこにあって
君のこと待ってる

小難しい条件つけたりはしない
迎えにも来ないけど

『ブレス』ポルノグラフィティ

反骨精神で飯食ってる人たちって、こういうドライな歌詞をたまに書く。

私はそういう歌詞が好き。
たまらなく好き。

「他の誰かは何もしてくれないよ?結局は自分次第だよ」

この冷淡な価値観に、奮い立つからだ。

 

両者とも「自分らしさ」が描かれた楽曲だけど、そこには似合わない手厳しい言葉が盛り込まれてる。ちょっと突き放してくるんよね。

私はそれなりに擦れた人間だから、キレイゴトしか書いてない楽曲には共感できない。「キレイゴトで飯は食えない」って思うことの方が多いもん。

だけど、こういうネガティブが差し込まれると、途端に”人間味”が出るんよね。楽曲に血が通う。この冷淡に”親近感”を覚えるんだ。

 

じゃあ、これがアイドルソングに突っ込まれるとどうなるか?

どちゃくそ楽しそうなポップスで脳みそに流し込まれるとどうなるのか?

泣けるんすねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ

 

『Campus mode!!』がやたら泣けるのはコレのせい。

ポジティブサウンドに、たまに来るネガフレーズ。

ポジ→ネガ→ポジ

この往復ビンタのおかげで、よりポジティブが光る。ポテト食いながら飲むマックシェイクは美味しいね、って話です。チョコしか勝たん。

ギャップの使い方がホントにお上手。「これぞアイドルソング!」と声高に叫びたい。

 

あとがき

できることなら今度のツアーで聴いてみたいっすね。

落ちサビの

だからCampus modeで もういっちょぉお!

\うううううぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ/

 

高まるぞ!ぜっ

\いええええええええええええええええええええええええええええええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!/(UOポキポキ)

ここメチャクチャ楽しそうよな。

いっぱい輝きたいね。「人生は一度きりなんだ」でオンオン笑い泣きたいね。学マスにとって大事な楽曲になってくれることを願うよ。

 

まっ、チケット当たってねーんだけども。抜け道さがすか。

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