まえがき
運のいいことに、この度
みなとみらいロマンスポルノ’25 ~THE OVEЯ~ カウントダウン公演
に参加できた。正月ボケの治らない文章で幸せをお裾分けしようと思う。
それでは。
開演前
舞台は横浜市「ぴあアリーナMM」。僕としては初めての会場だった。物販開始1時間半前には到着したけど、凄まじい人の数。わりと早めに売り切れ御免した”かTHEみどり”に、ラバッパーの旺盛なチャレンジ精神を感じてた。
21:30〜 入場。
座席はP-1ゲート 4列目。2階席のステージ真横ということで対して期待してなかったわけだけど、ぼく史上最高といっていいほどの良席だった。さすが「THE OVER」と銘打っただけある。
モニターに目をやると横浜市内のリアルタイム映像が映し出され、キモチ少なくなってる交通量が年の瀬を感じさせた。
その後は協賛企業カネカのCMが流れたり、本公演マスコットキャラクター”はんてん”君による恒例の客先いじりが始まった。今回は挙手制いじりだったからね。比較的おだやかにモニターを眺めてたかな。
「さぁ!いよいよライブの開演です!」
影ナレのMCに盛り上がる会場。ほどなくして落ちる客電。
2025年を超え、2026年へ。
待ちに待ったカウントダウン公演がいよいよ幕を開ける。
M1.THE DAY
ポルノとしては8年ぶりとなったカウントダウンライブ。その始まりは驚くほどスムーズだった。
シルエットも強調されない暗がりの中、サポートメンバーが入場し、晴一さん、昭仁さんと続く。モニターもなんら変わりない横浜の夜景が写っているだけで、演出と言えるようなものは何もない、ただただシンプルな登場。
その理由はすぐに分かった。今から始まる「THE OVEЯ」は、始まりであって始まりに非ず。かつて、ここ横浜の地に刻まれた”あの日の続き”。もしかしたらあり得たかもしれない”道”が、目の前に姿を現したからだ。
ラブファントムでも始まりそうな荘厳な音楽が流れ出し、一条の光が昭仁さんを包む。唇から零れたのは
目の前を遮る 壁のような
REAL WORLD
2016年開催の「THE WAY」公演を締め括った『THE DAY』追加パート。マジで夢見てんじゃないかと思ったけど、夢と呼ぶには嘘すぎるクソでかボイスが聞こえてくる。
これは夢じゃない。
壁のような REAL WORLD
「ANOTHER(AROUND?) WAY “THE OVEЯ”~♪」
追加パートの追加パートも飛び出したところで、両サイドのモニターいっぱいに「THE OVEЯ」の文字が。会場のボルテージは最高潮を迎えたところで、オープニングナンバー『THE DAY』が雪崩れ込んだ。
マジで嬉しかったな~。開幕『THE DAY』は予想できたとて、まさか『THE DAY 〜THE WAY ver〜』が聴けるとは。生きててよかった。
いつ聴いてもエネルギッシュだけど、開幕からとんでもない熱量。昭仁さんのテンションも吹っ切れてたのか、時間と共にゴリラになっていったのがスゲー印象に残ってる。
M2.Search the best way
「道は続いている」と言わんばかりにシームレスに紡がれたのは『サーベス』。高潔さえ感じるサウンドは年の瀬にピッタリ。除夜の鐘の音代わりにしたっていい神聖さえ帯びていた。
黄色のライティングもその一助だったね。黄色信号、朝焼け……とにかく「進まなきゃ」と思わせる清々しいステージングだった。改めて不思議な楽曲だし、素敵な楽曲だなと思った。こんなにも軽やかなのに、どこかズシリと残る重さがあるから。
仏教には「中道」という概念がある。
メッチャ雑にいうと「なにごとも程々に」という教えです。
本公演のコンセプトは「反転」だったわけだけど、それは「なにごとも表裏一体である」という教えだった。
幸せも、人も、正解も、容易く反転する。
だからこそ大事なのは”評価軸”であって、迷い惑うけれど確実に在る”我”の存在が不可欠。
何事も俯瞰できる「中道を行くべし」みたいなメッセージを感じたんだと思う。
それは正解も間違いもない
代わりに約束もない
序盤も序盤だけど、『Search the best way』は本公演の象徴的な1曲だったと思う。そりゃこんだけ重たい楽曲にもなろうて。
M3.Montage
かなり予想外だったのがこの曲。
「はじまりも終わりもなく どこまでも続きそうで」
まぁ冒頭のフレーズで選曲理由に納得してた。私のポルノ初ライブが「バタエフ山口」だっただけに思い入れのあるアルバムだし、思い入れのある楽曲。地味にビックリしたんだけど、キミA面だったん?
幾つもの場面 繋ぎ合わせなきゃ
望んでる夢にはまだ届きそうもない
切って貼って、破いて描いて……
ツギハギだらけのワインディングロードもまた名残、弱さのツラした強さである。
M4.ヴィヴァーチェ
昨年のロマポルでは新曲として披露されていた本曲。モニターガン見で傾聴していただけに、フラットな視点で聴くとかなりイキイキとしたものを感じた。
今回すごく聞こえ方の変わった楽曲がたくさんあったけど、この曲もその一つだったな。次の曲と合わせて“本公演MVP”の称号を授与したい1曲だった。
M5.Shake hands
頭カラッポで楽しめる爆アゲナンバー「Shake hands」。初めて聴いた瞬間からライブで聴けることを焦がれた楽曲だ。僕はこの日、この曲でワイパーするためにやって来たと言っても過言ではない。
僕だけじゃないと思いますが、“新曲でワイパーする”って勇気のいる行為だと思うんです。ここがライブ初披露。当然コールガイドも無ければ、コンダクターが誰かも分かんない状態。普段のライブなら、サビで一拍置いて保身に走ったワイパーを披露していたに違いない。
がしかし!
僕はこの曲のためにここに来たのだ。このために生一丁とハイボール二杯ぶち込んできたんだ。羞恥心なぞ蒲田駅前の吉野家に捨ててきた。間髪置かずに全力のワイパーをぶちかます。たとえ周りからはみ出ようとも。はみ出したい ん~止まれないの。
尋常ならざる”はみ出し御免”でサビを迎えたんです、ぼかぁ。
もう泣いたね、あの光景。
ラバッパーには多分はみ出し者しかおらん。ご自慢の”秩序”が、1番サビから大手を振ってぴあアリーナを闊歩していた。誰が言ったわけでも、誰に命じられたわけでもないのに。僕らはあの瞬間、まちがいなくアツい握手を組み交わしていた。
直前に聞いたフレーズが友のように語りかけてきたね。
誰かと寄りそっている方が安心なんだろう
なら誰かと足を引っ張り合っても泣き言をいうな
『ヴィヴァーチェ』と『Shake hands』
この2曲に「本公演MVP」を与えたい。
理由は単純で、「反転」の意味を実感させてくれる2曲だったからだ。
結局ぼくには、「はみ出したい」なんて言いながら一体感にも心底安心する、ズルい面がある。それは『ヴィヴァーチェ』で皮肉られていた、蜜だけすすっていたい恥ずべき価値観のはず。
だけど違ったよね。
「自分らしさ」と「一体感」、ひいては「エゴイズム」と「アルトルイズム」。それはどちらも心地よい。心地よいからこそ、『ヴィヴァーチェ』は胸を熱くさせ、『Shake hands』は楽しいのだ。
エゴイストの独裁者に、『ヴィヴァーチェ』が刺さるだろうか?
アルトリストの亡者に、『Shake hands』が楽しめるだろうか?
僕みたいな半端者だからこそ、色々な言葉に励まされ、色々な楽曲に心動かされるのだ。それってまさしく「中道」とかいう人間様の特権じゃね?
言葉を選ばずに言うのなら、この2曲の流れは「SMプレイ」。
幅広い楽曲をお持ちのポルノグラフィティ様だからこそ、遠くから近くから、裏から表から、攻めたり受けたりできるのです。
オリジナリティを求められながら、ポピュラー音楽を創りつづけてきたポルノグラフィティ様だからこそ、琴線のフェザータッチを熟知しているのです。
んで僕はビクンビクンするだけのマグロになっちまったってワケ。
さすがポルノグラフィティ。
伊達に卑猥なバンド名してるだけはある。
あと書くとこないからココで書くけど、「👏👏👏👏 👏👏👏👏」はメッチャ楽しいのでやった方がメッチャ楽しいと思います。
M6.言伝ーことづてー
「わしらにとって大切な楽曲になりました」
そう言ってモニターを走ってきたのは、いちばんでんしゃ、ひろしま、8月6日……
すぐにでも来てほしい夏と、いつまでも来てほしくない夏。あれだけ騒々しかった夏は、たちどころに厳粛な夏に変わっていった。
「明日が来る それがいつも 嬉しいとは限らない」
知っていたフレーズが、知らない顔して立っていた。
アッパーな流れを断つように披露されたのは『言伝』。たぶん座席のせいだろう、やたら響く低音のおかげでいつもより”怖さ”を感じた。
『THE REVO』リリース時に“『Shake hands』はヒロシマを描いてんじゃないか?”って意見を目にしたんだけど……たしかにね。短いMCを挟んだとはいえ何やら意味ありげな並びだったと思う。そもそもタイトルからして「友愛」っぽいしね。
第3ブロック
直前のMCで本公演のコンセプトが「反転」であることが明言された(はず)。というわけでガラッと変わってオーガニックブロックへ。開幕は『M7.惑星キミ』。フワフワしたサウンドが何とも心地よい。よくよく考えると変なタイトルよね。主従がどっちかよく分かんねぇ。
「ワッ トゥッ トゥイ フォー!!」
『惑星キミ』の直後、不自然な間から飛び出したのは晴一ボイス。「今なんて?」と爆笑しつつ、いつの間にかステージ前方に並んでいたサポメン。晴一さんと共にドリフみたいなステップを添えて、やたらとファンキーな演奏が始まった。いつぞやのMアワ思い出す。少しするとサイバーなギターソロが始まったと思いきや、
「ララ 僕〜が♪」
『M8.空想科学少年』が降臨。思わず真顔になった。
X曰く「FCUW6」と同じアレンジだったらしい。なんかもっとアグレッシブなアレンジだった気がしたけど、マジで僕の耳はアテにならんなと思う。
M9.夕陽と星空と僕
オレンジ〜ネイビーのグラデーション照明と共に披露された『夕陽と星空と僕』。周りからちいかわみたいな声がかなり聞こえてたことを覚えてる。
僕は下手の極地にいたので、紫のライトがすごく目に付いたんすね。直前の『空想科学少年』のせいでもあるんだけど、「うわっ……メッチャダークなアレンジ」って一人で興奮してた。マジで僕の耳は(以下略)
「飛行機に乗るとトマトジュースが美味しくなる」っていうじゃないですか?騒音のせいで味覚がおかしくなるからなんすけど。
今回のライブはトマトジュースだったと思う。
楽曲が新鮮に聞こえてくるなんて多かれ少なかれライブに行けばある体験だけど、今回は群を抜いて多かったね。それだけ本公演の聴覚以外の部分、とりわけ視覚の影響力が耳についた。
今回のアーカイブでは裏方にフォーカスした映像映像が流されていたけど、いつ聴いても最高のポルノの側には、やはりそれだけのプロフェッショナルたちがいるんだなと思う。
ライブは総合芸術。
その意味を実感するライブだったね。マジで照明が変態的だった。なにかしらのハラスメントに抵触すべき。
M10.風波
『Shake hands』が披露されるならコッチもワンチャン……
その願いが通じたのか、ラブソングブロックのトリを務めたのは『風波』。サビのファルセットは垂涎の響きではあるものの、ここらへんから昭仁さんの喉コンディションに違和感を覚えだしてたと思う。
リリース当初の話。
本曲が「母音交替しない(kazanami)」ことが話題になっていたと思う。実際、僕もそう思ったし。その理由を聞きながら考えていたんですが、それはこの曲にある”分別”のせいなんだと思った。
離れて初めてあなたのこと
少しわかった気がするから不思議さ
時の流れを受け入れた時、そこには円熟味が残る。風や波に侵された岩肌が、滑らかな丸みを帯びてしまうように。
過去は過去、今は今、終わりは終わり。
この曲の柔らかさは、昔々のおとぎ話みたいな”距離感”から生じたもの。隔世の愛の形が「風波(kaze/nami)」には滲んでんじゃないかと思うんです。
唐突に楽曲解釈を語りましたが、僕が言いたいことは1つ。今回は
『風波(kazanami)』
ってカンジでしたね。Cメロの「壊れた明日を浮かべ」とか未練ゴリゴリ感すごかったな。「今さっきぶっ壊れました?」くらい若い叫びだった。
昭仁さんはベストコンディションでないことを嘆いていたけどとんでもございません。原曲なんかいつだって聴ける。その玉のような声に、ライブ感に金払ってんです、こちとら。
その時々のベストを尽くしていただければ、都合のいいように解釈しますゆえ。
第4ブロック
ラブソングから反転して、ポルノ随一の攻撃的ナンバー『M11.ラック』が特効の炎と共に噴きあがった。ちょうどいいあったかさ。そういう意味でも神席。
デカデカと「LACK」の文字がモニターに浮かんでいたんだけど、この時はじめて「LUCKじゃないんだ」ってことに気づいた。こんだけ渇いてる曲が”幸運”なわけないのにね。
その後は『M12.悪霊少女』,『M13.鉄槌』。ひたすらダークな楽曲で畳みかけ。
多種多彩な世界を魅せてくれるポルノグラフィティにおいても『鉄槌』ほど強烈に世界を歪める楽曲はないんじゃないんだろうか?(その割には続ポルで聞いたことを忘れていたけど)
アーカイブでは分かりづらいけど、会場中に落ちるライトはすごかったね。壮観なような圧を感じるような。とにかく息を呑む光景だった。終盤で値踏みするようにギョロギョロ動き出すとこなんか、なおさら気持悪かったね。見つからんように息潜めてたわ。
そこから楽器隊の長いインストを挟み、晴一さんのキメのギターフレーズが会場中に響いた
ギャン!ギャン!!
(ドゥンドゥン!!!)
――反転、激しいサウンドとレーザーが会場中に放たれた。固唾を呑んで見守っていると、ついにその時が訪れる。
スペーク!
2025.12.31 23:52:18
ワイに電流走る―――
M14.2012Spark
ここまでの鈍重な空気を一閃、雷鳴のように轟いたのは『2012Spark』。結果的に2025年のラストナンバーとなった。
終わり良ければすべて良し。俺の2025年は何があろうと最高だった。長年焦がれていた”原点の1曲”と、やっとこさ巡り逢えたんだから。
反転ばかりのセトリを俯瞰してみても本曲が大きな転換点。2025→2026の直前、その空白を衝いた火花は、あの頃と何ら変わりない鮮烈を届けてくれた。
「時代を越えていく音楽」
そういった物をそう呼ぶのなら、この曲はまさにそうだろう。
『2025Spark』
もとい『2012Spark』
声を大にして言おう。
まごうことなき「名曲」である。
優しくなりたければ 強くあれ
マジで金言だよな。このフレーズでタトゥーシール作ってほしい。ダースで買うから。
昭仁さんのコンディションも隠せないくらいの難曲だけど、そんなもので隠せるほどヤワな楽曲ではない。喉と魂を削りながら歌う姿は”強さ”そのもの。
泣きたくなるほど、てか泣いたほどカッケー。ラスサビでジャケット肩からずり落ちた瞬間なんかビショビショ。あゝ心の性感帯。
M15.ハネウマライダー
2026年は午年とのことで、新年1曲目はハネウマが暴れ回った。生まれてはじめてタオル無しで挑むハメになったけど心配ご無用。タオル回しとは心の所作。無きゃ回せないとでも?
タオルは忘れたとて、新年いきなし「明日の忘れ物」を抱え込む訳にはいかない。なんかスゲー楽しかったな。タオル持ってないっていう背徳感がそうさせたのかもしらん。
晴一さんもギター放って踊っててたのちそうでしたね。
M16.スロウ・ザ・コイン
新年を畳みかけるように初詣ソングが投入。今にして思えば、直前のタオル回しは賽銭箱の綱を振り回してるイメージも兼ねてたんだろうか?
改めて歌詞を眺めていて気づいたけど、わりと切ない曲なんだね。
「投げたコインはもう戻らない そういう感じで日々も戻らない」
今回のコンセプトにもぴったりだったんじゃないかな。
M17.極上ランディング
昭仁「この1年がいい年になるように、素晴らしい”ランディング”を決めたいと思います」
イントロドン!の衝撃は大いにライブを彩る。だけども
MC匂わせジュワァァの愉悦
というのもヤベぇ。ライブ初披露ともなれば尚更。もう大脳新皮質全開。たまんねぇぇ!
最高のサプライズとなった『極上ランディング』に会場は大盛り上がり。ランディングハイで何も覚えてないけど、ステージに向かってガッツポーズだけはしてた気がする。なんで今までライブでやんなかったのか不思議でたまらない。
M18.Century Lovers
Before Centuryから間を置いての登場。何故か分かんないけどイントロで「ネガポジ!?」って声出た。てか「反転」がコンセプトなら『ネガポジ』さんの出番だったんじゃないかとさえ思う。
終盤に煽りのない「Fu- Fu-」コールがあったと思うけど、なんか信頼されてるカンジがして勝手に満たされてました。
言うところないからここで言うけど、年越し前のBefore Centuryで「リズム走りすぎ」って昭仁さんに叱られたシーンあったじゃないですか?僕は完全に「昭仁、踊り狂え」の面構えで手叩いてたんだけど、みなさんはいかがお過ごしだったでしょうか?
M19.幸せについて本気出して考えてみた
年明けから始まったゴージャスな流れは、この曲でラストを迎えた。別に悪い意味ではなく”ライブで化ける楽曲だな”といつも思う。Apple musicでは得られない栄養素しかない。多幸感とも言うが。
実質本編ラストみたいな楽曲だけに、本公演の答え合わせみたいな楽曲だと思った。
会場の外で見かけたフォトスポットには、デカデカと太極図が描かれていた。ここには無いけど、太極図には”〇●”が含まれていることが多い。それぞれ陰中の陽、陽中の陰と呼ぶらしい。100%の陽も、100%の陽も無いって意味とのこと。それって
「がっかりしたかい 小僧の僕 マイケルにはなれなかった ただ僕は大好きな幸せの種を手に入れた」
ここでいう「幸せの種」に似てるんじゃないかな。
ライブを通じて「絶対的ゴール」が無いと分かった以上、全戦全勝を狙うには
強さだけ信じないで 弱さだと憎まないで
勝利に酔うより 敗北の味をたくさん知るだろう
弱さや敗北に「種」を見つけるネガポジの道。これしかない。
いろいろな要素を包含した楽曲だったんじゃないでしょうか。
M20.THE REVO
本編ラストは当然『THE REVO』。本公演の核となった楽曲だ。FCUW6ツアーで感じた些細な物足りなさは、やはり間違いではなかった。ライブハウスからアリーナへ。より多くの人に届くべき、懐の大きな楽曲だもの。
FCツアーでは悔いの残ったシンガロンパートも、今回はしっかり歌えて満足。オク下だけどね。「時には諦めも大事よ」。僕の中のイマジナリーポルノグラフィティはそう言ってた。
「THE REVO」
大層な言葉だと思っていたけど、よくよく考えるとそれは僕の身近にあるものなんだと気づかされた。だって”1月1日“がまさにそういう日、「THE DAY」じゃん。
僕らはただ”年を越した”だけで生まれ変わったかのように錯覚してしまう。
「明日が来る」
当たり前の営みに、心ごと改めたような特別感を付与している。
革命を起こすのに、壮大な運命も劇的な出会いも必要ない。
“幸”と”辛”が、”+”と”-”がそうであるように。
「ここがスタートだ」と、一本の線を引く。
ただそれだけで”革命”は成されるのだから。
「窓を開けて風を呼ぶ ホコリも混じるだろうけど 清々しい気持ちだ」
ちょっとだけ挑戦したライブの末に、泣きたくなるほど沁みるフレーズだった。はみ出すとは、かくも清々しいのだ。
1年で最も清潔な時間に、こんな気持ちにさせるポルノは罪である。
今の僕は汚れたくて仕方がねぇ。極上のランディングぶちかまして走り抜けたライブのせいで、シューズが濡れることも汚れることもどうでもええとさえ思っている。スニーカーは履き潰してナンボっしょ?
こうして清々しい気持ちでライブが終わりそうだったところ、
始まる2026 あなたとこうして
同じメロディー 歌える喜び
ALIVE IN THE OVER
BEYOND THE OVER
ステージ後方から前衛的なミラーボールが降りてくると共に、開幕と同じようなアレンジパート『THE REVO ~THE OVEЯ~』が披露された。曲中のシンガロンはもちろん、この直後に会場中で歌った言葉なき大合唱。
清々々しい気持ちでライブは幕を下ろした。
M21.はみ出し御免
ロマポル初日後に公式からネタバレ喰らってたので存在は知ってた新曲。時代劇もののタイアップということで「たぶん和風な楽曲なんだろうな~」と楽しみにしていたけど、蓋を開けたらびっくり。だいぶ僕の想定からはみ出してた。
「貞子vs伽椰子」みたいなイントロ。偏平した歌声。ギラギラと客席を睨みつける”瞳”のような照明。そして飛び出すウルトラ
御免
ちょっとなぁ……ノーガードで聴くにはあまりに問答無用。すごくいいライブだったよ。カウントダウンだし、2012聴けたし、本当に特別なライブだった。ゴメン、全部持ってかれた。新年早々とんでもないバケモンルーキー出てきたでぇ………
個人的にかなりぶっ刺さる1曲だった。
「御免」は言わずもがな、「ハラスメントがどうのこうの」みたいな歌詞もそう。
何よりこのハードロックに
はみぃぃ出ぁしてぇしまぉうぅぅ~♪
の中毒性、スゴない?絶妙に”カワイイ”というか、笑ってはいけない”ダサさ”があるというか。噛めば噛むほど味が出るダサさ。
来年の1月11日……
まちがえた。
今年の1月11日には配信リリースということで、首を長くして待っていようと思う。
M22.アゲハ蝶
この曲も一応「夏ソング」なんだろうか?様々な夏が描かれたライブの終盤に「アゲハ蝶」が舞い込んだ。
まぁ一体感みたいな話はしませんよ。そりゃ揃うに決まってんじゃん、FCライブだもん。
地味に「間奏の最後は👏👏 👏👏で締める」が知れたのは収穫だったな。わりと普段まばらじゃない?
前日の12/30に「良いこと悪いこと」を見終えた僕に死角はなかった。MCの晴一さんイジリも高みの見物してたね。
M23.ジレンマ
親の声より聴いた『ジレンマ』で終幕。
ライブの締め曲だから当然やるんだろうけど、「ジレンマ抱えながらもウェーイ!」アホになるってのはコンセプトと一貫してて良かったんじゃないでしょうか。



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