はじめに
DAY2はこちら。
2023.7.29-30.
肌を刺す日差しが痛すぎる夏本番。
そんなクソ熱い外気さえ焦がしそうな”熱狂”が、名古屋の片隅、日差しと対照的な柔らかな海風が心地よい「ポートメッセ名古屋」にて開催された。
THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 10thLIVE TOUR Act-2 5 TO SP@RKLE!!
10thツアーの折返し。
“過去ライブの振り返り”と題した前半戦のフィナーレ。
両日参加して参りましたので、感想を書きたいと思います。
今回はアーカイブ見ずに書いてるので、記憶違いや勘違いもあろうかと思います。また、座席運にも恵まれなかったのでステージも大して見れていません。
ライブの正確な振り返りは、オフィシャルのライブレポをご覧ください。
ちなみに、何故アーカイブを買わないかと言うと、最近「節約」という言葉を覚えたからです。
私の主観がメインの感想記事ですが、ポートメッセ名古屋の外に広がる伊勢湾くらい寛大な目で見ていただけますと幸いです。
APかっしー感想会の動画も置いておきます。
ライブ感想
ステージ構成はAct-1と似たようなカンジ。
唯一違ったのは、ステージを飾る映画フィルム風装飾に映るライブロゴ。
Act-1では公演内容に沿って「1st~4thライブ」のものでしたが、今回は事前予想の通り「5th~9thライブ」を踏襲した内容。フィルムの中身も、それに合わせて入れ替わっていました。
開演直前に『My Evolution』が流れてきたけど、無慈悲の最後通牒にそっと涙を拭ってたよ。
0.Overture
Act-1で開幕から猛威を奮った「開幕ブザー」こそなかったものの、代わりに響いてきたのは抜け感を感じさせる『BNT』アレンジver。
「5thライブのOverture」である。
待ちに待った
「Act-2 5 TO SP@RKLE!!」の開演。
幕を開いたのは、ミリシタ始まりの一曲。
1.Brand New Theater!
Act-1が『Thank You!』で始まったならば、Act-2の始まりはこの曲を予想してた方も多いでしょう。
どうなるか注目されてたキメラ衣装も、懐かしさを散りばめながら真新しい輝きを放っていました。
聴く頻度はそれなりに多い楽曲だと思うけど、やっぱライブで聴けるとなると格別だね。
モニターに映しだされた、
電飾看板風「Brand New Theater!」も華やかな世界観を彩っていた。
コールするのは初めてだったけど、こんな楽しい曲だったんだね。
落ちサビ前の
「うぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ いぇぇぇぇぇぇぇぃ!!!!!」
とか凄まじい多幸感だったよ。
2.未来系ドリーマー
我らがセンター、春日未来の出陣。
Act-1同様にトップバッターでの披露となりました。
いつも通りのバックダンサーさんとのワチャワチャや会場全体を巻き込んだウェーブ。
会場が縦に長いが故に、間奏中にウェーブが後方まで間に合わないというアクシデントもありましたが、そこも未来らしいし、ぴょんさんらしい。
非常に”ワチャワチャ”を感じる楽曲だけど、その嵐みたいな賑やかさに”未来”を感じるよ。
3.Hearty!!
ロカビリー調イントロから飛び出してきたのが、このナンバー。
歌詞的には心温まるハーティーな曲だけど、どこか清涼感も感じます。
Act-1ではソロ曲トリを務めた恵美だけど、今回は早めの登場。なんでか知らんが嬉しく思ってたよ。
なんとなくゆきよさんの歌唱に”幼さ”を感じたけど、歌詞を踏まえると”無邪気さ”の表現な気はする。
Act-1が『アフタースクールパーリータイム』だった訳ですが、この“『アフタースクールパーリータイム』直系進化”みたいな楽曲をレンチャンで堪能できたことがなにより嬉しい。
みんなの嬉しいが
イチバン嬉しいから“Make me happy”望んでくれるなら
『Hearty!!』
この「“私を幸せに”させたいんだったら“みんなが幸せになってよね!”」って構造が、実に恵美らしい。
『ASPT』で”ファミレスの一角で毎日を歌える幸せ”を歌ってたけど、その価値観をそのままステージに持ってこれるのは恵美らしい成長だと思うよ。
いつか解けるものを「魔法」と呼ぶのなら、ライブだって「魔法」と呼べるはず。
「Magic time マジで とけないで」
それはこっちのセリフなんだよな~。
4.シャクネツのパレード
「THE・エレナ」なソロ3曲目。
エレナの瑞々しくハツラツとした歌声に、会場は赤道直下の様相。
耳でビタミンの生成が急ピッチで行われてたし、脳内でセロトニンの放出を感じてた。
1家に1台エレナを置く時代、来たれ。
「でもでもでもでもでも~♪」のトコ、かわいいよな~。駄々こねてそうで。聴く度に私服SHS思い出す。
MCで角本さんも「コールがあって成立する」的なこと言うてましたけど、マジでそれな。「Jump!Jump!」とかチョー楽しい。
5.グローインミュージック!
私の「MS2最優楽曲」。
唯一披露の9thライブで、私が「コールできないの地獄」という言葉の意味を理解した楽曲でもあります。
いま思えば”声なしライブ”も良い思い出だよ。声出せないが故のエモさもあったと思うし、一概に比較はできない。
だけど、やっぱこの曲には
“コール”だよ。
届けたい気持ちを声に乗せれることの、なんと素晴らしきか。
鬼に金棒。
虎に翼。
『グローインミュージック!』にコール。
ミリオン故事成語、生まれたな。
末代まで語り継いでいこう。
いやぁ、マジで楽しかったぁぁ……。
あのハイハット聴こえた瞬間、神速のインパルスでペンライトの中央握りしめたもんな、ぶっ飛んでかんように。
何がいいって、まず“可奈の自己紹介ソング”として完璧すぎる。
だって自然にナンカ
『グローインミュージック!』
わっ!てちゃあふれうんだ
どんな瞬間だって歌にして
それって私らしさ
もう最強の特技って言っちゃおう
あまりにも可奈。
まごう事なき可奈。
「矢吹可奈」の音源化。
しかも、”自己紹介ソング”でありながら“可奈の成長ぶり”もスゲー感じるんよ。
それはAct-1で可奈が歌った『オリジナル声になって』のせいでもあるんだけど、一歩一歩踏みしめるように丁寧に歌う姿と、ラストの「大好き!!」のアレンジ歌唱。
「あー、10年を経て”歌うように歩けるように”なったんだな」
その時はそう思わされた。
可奈の成長ぶりを感じたよ。
ところがっどこい、Act-2でこの落差。
こないだまでトテトテ歩いてた子が、いきなり爆速で走ってきて首根っこ掴んで引きずり回してくるんよ。
成長期と言えども、さすがに成長が早すぎる。まじ、ぐろーいんぐろーいん。
あと、コールしてさらに実感したけど、この爆速テンポとコールの相性が良すぎる。
顕著なのが
「もっと(もっと!)もっと(もっと!)」のトコ。
木戸ちゃんの煽りも相まって、前のめりになっちゃう勢いの良さがあるよね。
2回目の「もっと!」とか図らずも”怒鳴り声”になっちゃうけど、それがまたキモチいい!
「あー、俺いま最高にライブ満喫してるわ」って心底思える。
ここまでも開幕ブロックらしく盛り上げ曲が続いてたけど、ここでさらにギア上げた感ありましたよね。
6.WE ARE ONE!!
……ってなことを思ってたら、もう一段ギア上げてきたよね。
序盤でおブッパするスタイル、キライじゃないぜ。
個別MCでのり子コール(ショートver)したことはあれど、フルサイズのり子コールは素直に嬉しかった。
今は亡きTwitter君で回ってきたので予習してたんですが、直前でアタマ逝かれたせいで”ひたすら天を指さしてるP”になってました。
次回はリベンジしたい。
7.Black★Party
この暑苦しいブロックのトリにして、トリトリから『Black★Party』へのご招待。
「意外な選曲きたな~」とか通ぶったこと思っていましたが、モニターに映る2人を見て魂もってかれた。
清楚可憐なキメラ衣装から、妖しげなユニット衣装「ワルプルギス・ナイト」に着替えているではありませんか!
正直ビビった。
Act-1と同じ、だと高を括ってたとも言う。
私の初現地が8th Day2。
妖しくうごめくエレクトロサウンドに身を委ねながら、その当時に想いを馳せてたよ。
あの頃と相も変わらず、ぴらみさんが麗花さんだった。
8.ムーンゴールド
MCあけ1曲目。
会場の暗闇と客席の期待感をさらうように流れてきたのは、気品あふれるバイオリンの旋律。
元々ウィスパー気味な歌声だけど、吐息多めで包み込むように歌っていましたね。
目をつむれば、すぐにでも眠れそうな心地よさがあったと思う。
一緒に歩いたね こんなとこまで
『ムーンゴールド』
いちにちが過ぎるたび 増える宝モノ
「ライブで聴いたらヤバいかもな」なんて思ってたけど、感動よりも「高貴」な印象の方が強かったですね。
9.スノウレター
『ムーンゴールド』の余韻を感じながら降り注いできたのは、温かさとちょっぴり切ない冬の調べ。
あこがれ 好きってだけでは
『スノウレター』
まだまだ 夢には足りないけど
この”後ろ向き”とまでは言い切れないフレーズが、聴く度に妙に胸に引っかかる。ちょっと不穏に感じるんよね。私が知らない”少し大人びたひなた”が顔を覗かせてる気がして。
でんちゃんもいつも通りのあどけない声で。でも、どこか郷愁的に歌ってた。
そもそも、この曲を好きになったのは5thのでんちゃんのパフォーマンスのおかげ。
今回も吐く息が白く見えそうな熱感を込めて歌っていましたね。
ここで回収できて大満足。
10.祈りの羽根
現在ストレスフリーな環境に身を置いているので、落ち着いて風花さんの声を堪能してた。いつ聴いても素晴らしい声だわ、ホンマ。
我がラウンジのラウマスにぶっ刺さってたらしいけど、しんどい時に現地で聴こうもんなら昇天必死だろうね。
頑張り過ぎてない?
話 聴かせてみて傷ついた心 ギュってして
そばにいるよ空元気…無理してない?
『祈りの羽根』
ひとつ深呼吸しよっか
この“目線を合わせに来る”歌詞、すばらしいよな。
「しようか」じゃなくて「しよっか」なんよね。癖だわぁ~。
11.ふたり繋ぐ星座
毎回おなじこと言うし書くけど、歌が上手い。声がきれい。しあわせ。
麗花さんの歌唱について良い動画みつけたので貼っときます。私が語るより100ミリオン万倍いい。
『グローインミュージック!』と同じく9thで披露されたばかりの本曲。元々コールもないし、9thの際もバラードブロックでのご披露。
“9thとAct-2の比較”なんて大それたこと私には出来ませんが、これだけは言える。
会場を覆う緑がかった暗闇はバチ綺麗。
麗花さんの歌唱力は大前提だけど、我々あっての幻想的な光景だなと思いました。
12.Melty Fantasia
「柔ら~か~く♪ セ~ツナを~染めて~♪」
『Black★Party』の時点で覚悟はしてた。
「どこかで来るだろう」と。
そんな私のちっぽけな覚悟は、クール系美少女ユニットの放つ三位一体の”凍てつく波動”に、いとも容易く崩れ去ってた。
これは私の癖なんだけど、紬パートの「パ ト ス~♪」の「 ス~♪」がメッチャ好きなんよ。
メチャクチャ綺麗な「ス」。一般人イスに縛り付けてでも聴かせたい日本語。こんなに「ス」に魅力感じること、中々ないよ。
現地で聴けた感動でステージの事は何も覚えてないけど、あべりかさんの通りエグくなかった?
なぜ、南ちゃんと天さんの声を貫通してこれるのか不思議でしょうがないんよね。
モニターの映像も世界観を彩っていましたね。
言われてみれば、あの衣装の”発光演出”がなかった気がするけど、ドラマパートを踏まえてるとしたら納得ですね。
演者さんも衣装チームも悩みの種が一つ消えたな。
13.AIKANE?
名古屋には前ノリしてたんですが、名古屋某所で本曲の予行演習ができたおかげか。この緩急自在な楽曲に振り落とされず、最後まで楽しくコールできました。
周りに茜Pがいないからよく分かんないんだけど、茜Pはこの曲どんな気持ちで聴いてんすか?
いっぱいの星の中
『AIKANE?』
あかねちゃんを見つけてね
いっぱいの愛情で
お返しするのだ のだよ!
もし、私が担当にこんなこと言われたとして、耐えられる自信がないんだけど…。
「茜Pにとって、どんな立ち位置の楽曲なのか?」って素直な疑問でした。
あと、ちゃきさんが楽しそうにワチャワチャしてる姿にも想う所はあったよ。
上述のフレーズだってそうで、いっぱいの星の中から”ちゃきさん”は”茜”を見つけてくれたし、その逆もまた然り。ちゃきさんに限った話ではないけどね。
「うざカワイー!」の大合唱などなど、Day1の中でも『WE ARE ONE!!』とタメ張るくらい盛り上がった楽曲だと思うけど、それと同時に「泣き曲」でもあるなーとおセンチな気分になってました。
14.リーチ・アップ・ステップ!
けこ姉も自分で「踏み台内蔵」とか言うけどさぁ、ライブ終わって脳裏に浮かぶ”けこ姉”は小っちゃいんよな。”P側の幻覚”と”キャストさん側の努力”の賜物ではあるが。
9thではステージ備え付けの”デカい踏み台”から目線を合わせに来たけど、今回は平面ステージからの登場(だったはず)。
9thを経ての調整だとしたら、それはそれでエモい。
15.ゆえに…なんです
体感温度2度くらい下がった気がする。いや、下がった。
9thでも”あべりかワールド”に圧倒されてたけど、今回あべりかさんメチャクチャ仕上がってたよね。
APかっしーの終了後感想会でも言うてたけど、歌唱も然ることながらダンスすごかったよな。2番の最初らへん(どこか失念したが)とか、何かスゴイ動きしてた気がするよ。
正直『Silent Joker』じゃないことに驚いてたけど、
夏みたいに 水色なんです
『ゆえに…なんです』
初っ端のフレーズで納得させられた。
時期的にも、立地的にも、申し分ないと思います。
何度聴いても「本心が 可哀そう」の
「本心んぐぁー♪」に瑞希が詰め込まれとる。
16.さかしまの言葉
“Twitter”改め”X”でも「南ちゃんの影が紬だった」って感想が散見されますが、私からはその光景が見られなかったのが残念。
だけど、今回のキメラ衣装がいい仕事したと個人的に思ってます。
おしりの部分にミリシタ2周年衣装「ルミエール・パピヨン」の羽が施されてましたけど、私からは”尾びれ”に見えなくもなかったんです。
好意的な解釈をするなら、
“羽を携えながらも水中でもがく姿”に“立派な尾びれが付いていることに気づかず、花菖蒲に焦がれている金魚の姿”を重ねてしまった。
それは『瑠璃色金魚と花菖蒲』や『さかしまの言葉』で謳われてきた、“紬らしい歪さ”だと思ったんよね。
ライブチームが意図したとまでは思わないけど、個人的には素晴らしい偶然だなと思っています。
紬はもちろんのこと、やっぱ”和テイストの曲”が南さんによう似合っとる。
『さかしまの言葉』が創り出す儚い世界観に、唐揚げ1個食べたらお腹いっぱいになりそうな儚い美人。
一生モニター凝視してたけど、Vi値が限界突破してたね。
17.REACH THE SKY
イントロで湧き上がった絶叫やラスサビで降って湧いたUOの数を見ても、かなり期待されてた楽曲だったんじゃないかと思います。
紗代子のソロ曲候補は
『Only One Second』と『REACH THE SKY』。
どちらも曲調的には似てるし盛り上がる曲だけど、よりシリアスでぶっ飛んだナンバーが採用されましたね。
「グシャグシャに泣いた日~自分を責めたあの日♪」らへんで客席一体となって刻むクラップも気持ち良かったし、何回でも言うけどラスサビ前のちょい長めの余白が好きすぎる。
蒼天を思え!
引用:『蒼天の拳』霞拳志郎
蒼天に願え!!
どんなに曇ろうとも雲の上は常に蒼天だ!
曲中で明言されてはいないけど、分厚く立ち込める天蓋の先に広がる”蒼天”に届かせんとする楽曲。
私の中では、そんなイメージの曲です。
ラスサビとかそれを強く感じられて、
「ねぇ一番最高の 瞬間をあげる」という言葉と共に、モーセの如くまっすぐ通るべーせんのパワーボイス。一面の紫から湧き上がり立つ山吹色。
その光景に
「分厚い雲を穿った隙間から出づる太陽」
そんなドラマチックな画を連想してた。
ステージと客席の舞台装置をフル活用した演出だと、後方から見てて思いましたよ。
ともすると”悲壮感”さえ感じそうな楽曲だけど、随所で不敵な笑みを浮かべてて良かったですね。
9thを経て“このひりつく緊張感さえ楽しんでそうな余裕”を感じた。
べーせんのポテンシャルを生かす楽曲だし、べーせんもそれに見事に応えてた。
会場中に轟いた
「REACH THE NAGOYA SKY」。
しかと堪能させていただきました。
18.CAT CROSSING
ソロ曲のトリは、この曲。
北沢志保ソロ3曲目。
『REACH THE SKY』から受け継いだ”シリアス”な空気感を、あのスリリングなイントロが上書きしてきた。
天さんもブログ内で仰っていますが、余裕綽々よりも”触れたヤツ全員に爪を立てる”。そんな「狂猫」だった頃の志保を思わせる楽曲です。
Act-2の前に書いたブログでも述べたけど、志保の最大の武器は”つま先の野生”だとココで再確認したよ。
「触れるもの皆に爪を立てた」ことは、志保にとって“忘れたい過去”なのかもしれない。
だけど、「誰かを傷つけることを必要以上に怖がるアイドル」がいる以上、それは志保の“強さ”と受け止めることもできるし、
からだ中もしも傷だらけだって
『CAT CROSSING』
それは強さのエビデンス(証拠)
傷がないまま 生きられないのは
『ESPADA』SHADE OF SPADE
立ち向かう意味 知っているから
この齢にして
「立ち向かう覚悟と意味」を理解してる。
保身のために爪を立てる。
そんなことをするつもりは毛頭なさそう。
志保の「つま先の野生」は、どこまで行っても“弱点”だし、どこまでいっても“武器”だと思う。
人は簡単には変われない。
どんな失敗や苦悩を抱えようと、それを抱えながらでしか生きていけない”欠陥生物”だよ。
だけど、そもそも変わる必要があるんだろうか?
「窮屈だと思ったモノ」ほど”自分の原点”になるし、「間違いの先に正解がある」。
ミスを犯さないロボットみたいな人間に、私は憧れを抱けない。
「Trueエンド」にしかならない物語なんて、一銭の価値もないと思う。
アイドルとして。
一人の人間として。
志保には隙がないように見えるけど、この曲は”そんな彼女の失敗”を如実に語ってる。
硬いだけでは傷つける。
柔いだけでは押し通せない。
幾度もの過ちを繰り返した末に、
しなやかに生きていくって決めたの
『CAT CROSSING』
この中間地点に着地することができたんでしょう。
「名刺代わりの1曲」
私は志保Pではないけど、この曲には”それ”を強く感じます。
天さんもソロ曲ラストの大役でプレッシャーもあったかもしれませんが、しっかり歌いこなしていましたね。
笑顔も見せながらのパフォーマンスだったけど、今の志保もきっとそう歌うと思うよ。
19~21.属性3曲メドレー
MCあけに耳元へ飛翔してきたのは、軽やかな天上の福音とピュアピュアした天使の羽音。
Angelタイプテーマソング、
『Angelic Parade♪』のご降臨。
このクソ熱い中、わざわざ下界までご足労いただき、誠に恐悦至極でございます。
ミリシタMVでも印象的なデカい翼も生えてきて、シアターっぽさを感じさせてた。
歌唱は、茜,ひなた,風花,エレナ,麗花の5名。
耳馴染みのない声の組み合わせに、「この5人で歌う事なんて無いんだろうな~」と有難みを感じてたよ。
終始ニコニコしながらステージを眺めてたけど、サビの終わりと共に流れてきたアウトロ。
聴こえた瞬間、この後の展開を理解してた。
9thの経験がこんな所で活きるとはね。
「次はどっちかな?」
若干の驚きと大きな期待感を込めながら、天高く掲げた12色マルチペンラの色変えボタンに指を添えた。
間髪入れず聴こえてきたのは、お姫様らしからぬ”雄々しいブラスの音色”であった。
聴こえてきたのは
『Princess Be Ambitious!!』
Princessタイプテーマソング。
お前をずっと待ってたんだよ……。
迎えに来てくれてサンキュな。
マジで聴きたかった。
曲数的にカツカツのAct-2。
苦渋の決断だっただろうけど、属性3曲は”メドレー”での披露となりました。
正直、フルではないことに悲しみも感じてた。
だけど、聴けないよりはマシだよ。
どっかで披露してくれれば、私は嬉しゅうございます。
イントロで“柳龍光に息吹きかけられて脳みそ飛んでった警備員”みたいになってたけど、心配ご無用。脳みその代わりに筋肉が頭蓋の中に隆起してたし、全細胞がコールを覚えてた。
あの時どうして自分が コールできてたのか よく考えたらすごく不思議で。
キャストさんには申し訳ないけど、ステージのことは一切覚えてない。「PBAコールする筋肉」に成り下がってたよ。
『Angelic Parade♪』→『Princess Be Ambitious!!』と来れば、最後はもちろんこの曲。
Fairyタイプテーマソング。
『FairyTaleじゃいられない』
“半年ぶりに会った大学の同級生”みたいな感覚だったね。
属性3曲の中でも、「9th」,「MOIW2023」と直近で立て続けに披露された本曲。
来ることも分かってたから、割と冷静に聴いてた気がする。まぁ、知ってたところで盛り上がるしかない曲なんだけど。
ただ、よくよく考えると全部パターン違うな。
9th:Remix。
合同:シンデレラ歌唱。
10th:ミリオン歌唱←New
『FTじゃい』スキーにとって、2023年アツすぎるだろ。
念願の属性曲の披露にざわつく中、耳に飛び込んできたのは
……グォングォングォングォングォン
ミリオンライブの狂気を予感させる”くぐもった電子音”。
こないだ聴いたばかりの”あの曲”を思い出したのも束の間、聴いたことのない不穏なサウンドが耳になだれ込んできてた。
頭は理解を拒んでたけど、
テッテッテレレー テレレー テテテー テレ♪
あの”特徴的なメロディー”の先に潜む朱色の瞳が、こちらをじっと見つめてた。
DAY1 22曲目に。
“ヤツ”が、来た。
22~27.ChoruChup@rkleメドレー
22.『Do the IDOL!! ∼断崖絶壁チュパカブラ∼(1番のみ)』
「今から”メドレーを”歌いま~す」
「”ChoruSpa@rkleな”メドレーで~す」
「”チュッパチュパな”アレンジで~す」
「題して~」
「ChoruSpa@rkleメドレー!」
メチャクチャ沸いたな、ココ。
セリフ言ううたびに歓声が沸いてたよ。
「サビは名曲」という評価を頂戴することの多い楽曲ですが、ちゃんと使い道があって良かったよ。
「ミリオン9th”ChoruSpa@rkle”」と言えば、「既存楽曲Remix披露」にしこたま驚いたライブ。
その時にも思ったし今回も思ったけど、私こういう音が好きなんだろうな。スゲー楽しかったもん。
Remixについては否定意見もそれなりに目にするけど、こればかりは”好みの問題”なんでしゃーないですね。
緑に赤まじりの”ステンドグラス風モニター映像”もカッコよかったっすね。いま思えば、あの赤は目のつもりだったんかな。
Remixの内容は覚えてないけど、
『23.Episode. Tiara』,
『25.ReTale』,
『26.ZETTAI × BREAK!! トゥインクルリズム』
あたりは比較的分かりやすいイントロアレンジだった記憶。
『24.Cherry Colored Love』だけは歌い出すまで、マジで分からんかった。
また、「ChoruSpa@rkleメドレー」ということで、9thを踏襲して“オリメン不参加”の部分も継承してましたね。
「麗花さん,エレナ,のり子」の「キャラカラー黄&緑(≡君彩≡)」は分かりやすい選出だったけど、他は何だったんだろうね?
志保は”ギョーカイジン”というか”ヒール”としての選出ですかね?
「何故、いまさら?」と疑問しかありませんでしたが、点と点がマグネット・パワーでクロスボンバー。見事な伏線回収だよ。あっぱれ。
【#ミリオン10th】
— あみあみ 商品企画部 (@amiami_product) July 30, 2023
商品1点目は、「アイドルファイト 北沢志保 応援セット」!
あの『昂れ!アイドルファイト』のグッズが満を持して登場!頂点を目指しリングで戦う志保を応援できるタオルと、アクリルスタンドのセット商品です。
ご購入はコチラから👇https://t.co/D7mTqosctI pic.twitter.com/RFedEXT1S4
『27.Do the IDOL!! ∼断崖絶壁チュパカブラ∼(サビのみ)』
「チュパカブラ」に始まり「チュパカブラ」で終わるメドレーだったけど、Remixしようがしまいが「ミリオンライブを象徴する楽曲」であることに変わりないと思ったよ。
夢が作ってく 新たな時代
『Do the IDOL!! ∼断崖絶壁チュパカブラ∼』
劇場(ここ)で叶ってく 確かな未来
常にスマイルが 私のスタイル
Do the IDOL!!
いつにも増してカオスだったけど、MRライブの比ではない同僚たちに囲まれながらのコール。
「ミリオンライブって、やっぱ楽しいな」
首もげそうな縦ノリの最中に、そう思ってた。
やっぱ、いい曲だわ。
サビは。
28.Glow map
正直、かなり意外だった。
喜びと驚きで、結構でかめの声出ちゃった。
ミリシタ3周年からP復帰した私にとって、周年曲でもかなり思い入れのある楽曲です。
「オケマス」,「MOIW2023」。
直近での披露もありましたが、フル尺を聴くのは初めてリアルタイムで視聴した「7thライブ」以来。
ミリシタと出会ってから今日までのことに、思いを馳せてたよ。
いつ聴いても泣ける曲だけど、今回は凪いだように穏やかな気持ちで聴けてた。
それは多分、Act-1の『Crossing!』で涙が出なかったのと同じ理由。
“プラスマイナスプラス”の感情を抱いてたからだと思う。
私には、ミリオンライブに出会ったから行けた場所や思い出がたくさんある。
今回だって、そう。
新幹線で素通りするだけの「名古屋」を満喫したのは、今回が初めてだった。
東山動植物園でシャバーニ君の”リアルウンババ”見れたし、ひつまぶしは薬味のせて食べるのが一番おいしい。
滝のように汗かいた後に食べる味噌煮込みうどんの塩気は五臓六腑に染み渡るし、ポートメッセ名古屋は車で行くのが楽。
全部、“ミリオンライブのおかげ”で知ることができたことです。
みんながくれた全力の笑顔と声が
『Glow map』
未来拓いてく(ありがとう)
道を照らす Glow Map Move up
今まで過去の思い出を投影することしかできなかった楽曲だけど、それだけじゃないと思えた。
行ったことない場所。
見たことない景色。
知り得なかった感情。
ミリオンライブは、様々ものを見せてくれるコンテンツ。場所もそうだし、様々な喜怒哀楽を与えてくれる。
知らないことを知る。
それを、人は「経験」と呼ぶ。
その「経験値」の積み重ね。
それは「成長」になる。
経験が人を形作るなら、予測不可能しかないミリオンライブを通じて、私はいくぶんかマシな人間に成長できてる。
まだ見ぬ地図を塗りつぶしに羽ばたく
『Glow map』という楽曲に、
私自身の『Grow map』の響きを感じてた。
「ミリオンライブに触れると、人格形成できる」
そんな啓蒙じみたことを言うつもりはありません。
私の「好き」に忠実になった結果、そんな副産物もあったなと感じただけです。
好きの原動力って、偉大だね。
オマケも付いてくんだぜ。
【ENCORE】
29.Crossing!(Long Intro Ver.)
30.グッドサイン
31.Thank You!
周年曲はDAY2に回します。
あとがき
DAY2もそのうち書きます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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