まえがき
つい先日、24/7プラネタリウムが始まりましたね。新曲情報もあるとのことで初回ループは聴いてました。
てか、『電波感傷』ヤバない?
“今年一番”と言ってもいいかもしらん。
長くなるので新曲の話は置いといて。
久しぶりにMVを一通り見てたんですが、『永遠の花』で歌詞見てたらこんな疑問が湧いたんです。
『永遠の花』って紫の花じゃねーの?
そんな訳で、たまには雑談ブログでも書きます。あーだこーだ思いながら見てやって下さい。
そんな訳あるかい
みなさん、何色に見えますか?
紫色ですよね。
私もそう思います。
ここには貼りませんけど、サムネのキービジュも一面に紫の花畑が広がっていますね。
曲中に「花言葉は永久の愛」という歌詞がありますが、その花言葉が該当するのは桔梗。一般的には青や紫が思い浮かぶのではないでしょうか。
そもそも、歌詞の中に「紫の花」という直接的な言葉も並んでいます。
ここまでの情報をまとめると、
どこからどう見ても「紫色」でしかないですねwwww
正直、反論の余地もない。
白か黒で言えば、間違いなく紫と言えるくらいには証拠が出揃ってる。
それでも一か所気になる歌詞があります。
そんな歌詞を見てみましょう。
女心と涙空
この曲では、空や花を用いて主人公の心情を比喩表現で表しています。この曲に限らず、そういった表現はよく見られると思います。
窓あけたら 花瓶の花が
風に誘われて 揺れたよ
そう 手を振るように今日は雨の音が響く
『永遠の花』
空の独り言みたい
ねぇ 寂しいよって
一度は離れ離れになった2人を描いた本曲。主人公の鬱屈した心情を表すように、曲中の天気は終始雨模様です。
昨日あなたに渡された
『永遠の花』
宵闇の空 うつした
紫の花
この曲の冒頭。
あなたと別れたばかりの主人公の憂いが描かれています。
私が気にかかったのは、この「うつした」というフレーズです。
漢字の並ぶパートで、明らかに浮いた書き方だと思います。言葉を濁してると言ってもいい。
先程話した「紫の花」というフレーズが直後に並びますが、「うつした」の捉え方によってはそのド直球フレーズすら揺らぐ見方もできます。
宵闇の空 移した(ように濃い)紫の花
宵闇の空 映した(白だけど)紫の花
“白は染まりやすい”
この価値観はみなさん共通だと思います。
結局、紫の花に見えることに違いはありません。
ですが、元々は白い花だったとするなら、また違ったメッセージ性が出てくると思います。
桔梗の花言葉は「永久の愛」と言いましたが、それは桔梗全般の花言葉。同じ花でも色ごとに花言葉が付けられているものがあります。
白い桔梗の花言葉は
「清楚」,「従順」。
「宵闇の空 映した(白だけど)紫の花」とするなら。この歌詞からは
疑うことを知らない従順な主人公が、別れを経てひどく落ち込む様子
これが色濃く表れるんじゃないかと思います。
元々の「紫の花」でも感じ取れる描写ではあります。ですが、「白い花が紫に変わるほど」と考えると、より人間味が伝わるんじゃないかと思います。
明けぬ夜はない
この”『永遠の花』=白”説。
もうひとつ根拠があります。
花冷えの朝 長い夜でさえ
『永遠の花』
愛を育てる 離れていたって
あの未来へと どこまでも
曲終盤。
再会した”あなた”と”主人公”が永遠の愛を誓います。
注目したいのは時間帯。
冒頭の“あなたとの別れに想いを馳せていた”のは宵闇の時間帯でした。
夕陽が照らす間 また
『 bitter sweet』豊川風花
あの日の2人の影 まだ
思い出し 君感じたい
ホンマ、この時間帯の歌うたわしたら天下一品やな。風花さん。
「黄昏(誰そ彼)」という言葉があるように、この時間帯は顔が視認できなくなり始める時間帯。
『永遠の花』や『bitter sweet』で歌われる「近いようで遠い距離感」を表現するのに適した時間です。
そんな黄昏時から時が経過し、最終的には「花冷えの朝 長い夜でさえ」。朝を迎えています。
空や花は主人公の心情描写と言いましたが、宵闇から白々明けに変わる空。
落ち込んでいた主人公が晴れやかになる様子
に重なると思いますし、そんな心情を花に例えれば真白でしょう。
まぁ、朝については紫でも同じことが言えますけど。「春はあけぼの。やうやう白くなりゆく山際、少し明かりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる」って暗記させられましたよね?
その紫まじりの空でさえ、「晴れやかではあるけど、別れを経て一抹の不安を覚えるようになった主人公」という捉え方もできるし、そっちの方が現実的。
ここまで語っといてあれなんですけど、花の色なんて正直どっちでもいいと思います。
白だろうと紫だろうと、桔梗の花であることに変わりはありません。であれば「永久の愛」という楽曲のメッセージ性も変わりない。
ただ、白い花という解釈をすると「吹けば揺れるような移ろいやすい乙女心」が分かりやすいし、「すぐに色が変わる主人公の従順さ」という肉付けになる。
楽曲の奥行きが出るんじゃないかって話がしたかっただけ。
そもそも、一本の桔梗の花ではないかもしれませんし。白のままの花もあって、あなた色に染められた紫もあって。でも、根本にある想いは変わらない。
実際どちらなのかは作詞の森氏のみぞ知る世界ですけどね。
あとがき
永遠の花
『永遠の花』
ひとつ場所に咲いた
ふたつの想い
信じているなら
君の形 僕の形
『夕日と星空と僕』ポルノグラフィティ
重ねてはみ出したものを
わかり合う事をきっと
愛とか恋と呼ぶはずなのに
どれだけ好いていようが、所詮他人です。100パーセント分かり合えるなど妄言でしかない。
ですが、100%に近づこうとする過程や気持ち。それが愛やら恋の神髄なのかもしれません。
などと、結婚歴なし彼女なしのアラサーが申しております。
やっぱ、いい曲やね。
9thの円盤は待つけど、音源は早く欲しいよな~。
でも、こんな格好で『永遠の花』歌うのは流石にどうかと思いますよ。風花Pは反省してほしいし、風花さんは「No」と言える大人になってほしい。
……ふぅ。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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