「ミリオン10th Act-2 5 TO SP@RKLE!!」DAY2 ライブ感想

ミリオン
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はじめに

DAY1はこちら。

APかっしー終了後感想会も載せときます。

 

ライブ感想

感想の前に。

開場30分前に、稲川さん(大神 環役)のライブ欠場が発表されました。

プロのライブパフォーマンスから環に魅力を感じてる私としましては、「お大事に」と「残念」が頭の中で行ったり来たりしてた。

まぁ、ホンマにクソ熱かったからね。
お大事に。

 

あっ。

あと、DAY2は『盆踊り』が開演前に流れてきて、さすがに咽び泣いてた。

今年は実家の墓参りの代わりに、名古屋でご先祖様に感謝を伝えるつもりだったのに……。

いま言うとこ。

俺をミリオンライブのある時代に生まれさせてくれて、ありがとうございます。

1.Brand New Theater!

DAY1で書いたので割愛。

2 .ART NEEDS HEART BEATS

「おっきなコール! 聴かせて下さいね~!!」

MC後、煽りを入れながらステージ上段へ一人旅。

ソロ1曲目にしては予想外で驚いたけど、”あどけないロコの声”と”どったんばったんピョンピョンしてる温姫さん”に、いつも通りロコを感じてたよ。

モニター表記はあったけど、所々ムニャムニャ言いながらコールしてました。

 

今も昔も“胸の高鳴りに正直な女の子”だし、そのせいで寂しい想いをしてきたのは色々なトコロで描かれてる。

ロコがやってることはずっと変わらないんだろうけど、

「好き」を語るだけで惹きつけられる魅力

それがロコの成長なんだろうなと思う。

いつ頃からあったか分からないけど、「ロコ文字」とか”その成果”だと思うんよね。

ロコPらしい「好き」の伝え方。
客席に描く即興芸術。

 

一人じゃきっとキャンノットなんだね

『ART NEEDS HEART BEATS』

“このフレーズ”と”目の前の光景”が強烈なシナジーを発揮してた。

ロコと観客。
どちらが欠けても、私がライブで感じた多幸感は構築できないと思う。

ロコが勝ち取った「一人じゃきっとキャンノットな光景」に、自然と瞳が潤んでたよ。

Act-2のおかげで、問答無用の“泣き曲”にコンバート。

素晴らしいソロの開幕でしたね。

 

しかし、温姫さんは素晴らしいね。
現地行く度にスキになっちゃう。

曲中の早口も完璧にこなしてたし、早口が終わる度に客席も沸いてたよ。

アウトロの”びよんびよん”してるの時の表情ちゅき。

キャストさんがたまにやるけど、あの仕草すごい好きなんですよね~。

肩すぼめて首震わせながら、会場の空気を胸いっぱいにキメ込んでそうなアレ。

アーカイブだと「00:36:03」
あつきち成分過剰摂取して、トリップして下さい。

3.ふわりずむ

私の対角方向、ステージ下手の円柱ステージからのご登場。

美也らしいひらりふわりとしたダンスが、ちょっちょさんの長い手足に良く映えます。遠目から見てもキレイでしたね。

Act-1披露の『ハッピ~ エフェクト!』よりもゆったりした音の響きに、”自然体の宮尾美也”を感じてた。

1曲を除いて似た雰囲気のソロ曲が多い美也だけど、美也Pはどれを名刺代わりだと思ってんっすかね?

4.週末だけのハーレクイン

ライブ前の俺にひとこと言いたい。

「お前の週末は最高だった」と。 

予想はしてた『ハーレクイン』。
予想してなかったのは”4曲目”という曲順。

足の裏から沸き立った”澱”が一直線に身体を駆け巡り、脳内で爆散しては余波で反り返った背筋が天井を見つめさせてた。

 

莉緒にとっての
「名刺代わりの1曲」は間違いなくコレだと思ってる。

完全体りかねぇの放つ”色気”と”茶目っ気”のバランス。

冒頭で「サビの手フリ」をおねだりした結果、会場中で巻き起こった”変な踊り”。

老いも若きも巻き込んで前を向かせるハツラツさ。

底抜けの推進力
“百瀬莉緒の魅力”だよ。

俺はそう思う。

 

誰しも、大なり小なり悩みを抱えてると思う。

「泣きながら笑ってる」

そんな経験、誰だってあるでしょ?

週末に限らず、生きてる内は大体の人間は”ピエロ”を演じてるよ。

最初からハッピーエンドの映画なんて
3分あれば終わっちゃうだろう?

『Century Lovers』ポルノグラフィティ

悩みのない人生なんて薄っぺらいだけで。

その人らしさは「夢」みたいなポジティブなモノより、「苦労」みたいなネガティブに表れると思うんよ。

『CAT CROSSING』でも同じこと言ってるけど、「何かを変えなきゃ幸せになれない」。

そんな世界、寂しすぎるでしょ?

我々がコントロールできることは多くない。
どこまで行ってもネガティブな事象はつきまとう。

無くすことができないなら、「どう付き合っていくか」の受け取り方で変えていくしかないんよ。

この曲でバカみたいに騒げだり、『BOUNCING♪ SMILE!』でアホみたいに泣けるのも、つまんないコトのおかげ。

ストレスを“酒の肴”だと飲み干そうとするポジティブ思考は大事だね。

この自己肯定感爆上がりソング。

マジで全人類に聴かしてぇ。

 

ついでにここで語るけど、
りかねえのMC素晴らしかったね!

Machicoさんの
「おひとり様が何してんだか」の一言に、
「莉緒ちゃん、怒るよ!」
とプリプリしてる姿。

ゆいトンの泣きマネに、
「エーン(泣)じゃないのよ!」
と憤りを隠さない姿勢。

この曲に対しての
“真剣さ”を痛いほど感じたよ。

アーカイブじゃ分かりづらいけど、

「おひとり様じゃあ…ないッ!!

とか、なかなかの音圧でしたよ。

 

莉緒Pにはあまりにも供給の多すぎるMCだったな。

メチャクチャ“莉緒”を感じてたし、りかねぇの“莉緒愛”もひしひしと感じてた。

俺はMachicoさんとゆいトンに足向けて寝られねー。

今日から東枕で寝ます。

5.Super Duper

イントロがつえーんだ。

パーリィーナイから一転、聴こえてきたのはダークな雰囲気を醸し出すエレクトロサウンド。さっきまでの和気藹々とした雰囲気が、委縮したように引き締まってた。

私の初現地が「8th DAY2」。
当時はペンライトの色変えさえおぼつかないひよっこ。終始あたふたしてたことを憶えてる。

ドュン ドュッ ドュドュ ドュンドュンドュン~♪

イントロが聴こえた刹那。

折ったUOを座席下のカバンに滑り込ませ。
迷うことなく右手のペンラを青色に。
ポケットから抜いたもう1本を水色に。

流れるような手際の良さに、自分自身の成長を感じてたよ。

「あっ!すっぱーでぅぱあぁ!」の度に、両手と脳汁がでぅぱあぁしてた。

2人のコンビネーションダンスも息ぴったり。
ゆいトンはいつもながらの高音だったけど、ぜっきーの低めの歌唱に魅力を感じてた。

6.アロー彗星

激しく同意なんだけど、「フツーに良かった」なんよ。

“ミリオンライブの飛び道具”としての役割を負わされがちだけど、気負うことなく聴けたのは新鮮だった。

私が敬愛するポルノグラフィティも「アルバムには”抜く曲”が必要」って言ってたけど、ジュリアの「抜き曲」が『アロー彗星』なんだろうと思うよ。

あまり慣れないツー・ワンのクラップに苦戦もしてたけど、そのぎこちなさも世界観的にはアリなんじゃね?とも思う。

「きみのことばかり歌っちゃうよ」

口を突いて出た自らの歓声に、自分の中の”雄姫様ゴコロ”を感じてた。

やっぱ、飛び道具だわ、この人。
凶器でしかない。

この後に「ティアラ生え散らかし事変」が勃発したんだけど、それはまだ、もう少し先の話。

7 .恋のWa・Wo・N(Long Intro Ver.)

『アロー彗星』後に聴こえてきたのは、9thでも披露された『恋のWa・Wo・N(Long Intro Ver.)』。

頭のてっぺんに生えてしまったティアラから、「Fu-Fu-」と素っ頓狂な声を発してた。

MCでも「お姫様になりきってほしい」的な発言をしてたけど、ジュリアを直前に配置したのはそういう意図なんだろうか?

百合子とみっくの可愛らしさを余すところなく発揮してくるけど、コロコロ変わる表情が凄すぎる。これはプロの御業。

言い出したらキリがないけど、サビ終わりの「ん~~~」とか堪らん。こっちは眉間に皺寄せながら唸ってた。

あと、
「👏👏 👏👏👏 👏👏👏 (👏👏)」の煽り、可愛すぎんか?

なぜ、“手叩くだけ”でそこまで愛らしいのか?

カワイイはセイギ。
カワイイはつよい。
カワイイはカワイイ。

8.勇気のfragrance

今さら気づいたけど、ここ『MS2』で固まってたんだね。しかも、フェミニンな曲ばっか。

『教えてlast note…』に期待していた身としては悲しみもあった。だけど、SHS可憐らしきポニテを結わえた快活そうなゆんこんに、可憐の成長した姿を重ねてた。

臆病な可憐だからこそ届けられる勇気の歌だと思うし、9thから追加した間奏の”化粧台のフリ”もバッチリ視認できました。

9~11.属性3曲メドレー

DAY1で書いたので割愛。

12.ときどきシーソー

「ときどきシーソー乗せたるわ」っていう育さんの男気を感じる楽曲。

10歳の割に達観した育さんの
「ふ~りむいて いい~?」の子供らしさに、ジーンと来てた。

いつでもええやで。
おんぶにだっこしたる。

 

バックダンサーをつけずに1人でのパフォーマンス。

毎回言うけど、今回も言わして。

マジで原嶋さんが育さんで良かったよ。

所作のすべてに”中谷育”を感じるし、

すてきな未来に
するためにがんばるよもっと

『ときどきシーソー』

ここの

ぐあわんぶるよ もぉぉと~♪」

が、最高に育さんなんよな。

たった一小節、たった一音に、育さんの神髄が込められてる。

あと今回気づいたけど、
「ぎっこんばったん」ってオノマトペ、秀逸だよな。

絶対、片方重たそうだもん。

原曲よりも「た」にアクセントを置いてたライブアレンジに、原嶋さんの工夫を感じる。

13.満腹至極フルコォス

突如聴こえてきた力強いドラムの行進が、俺にはまな板を叩く包丁の足音に聴こえてた。

チャーハンに投入される前のソーセージって、こんな気持ちなんだろうね。

引用:ソーセージ・パーティー

私の真後ろで誰かがUO使ってたせいなんだろうけど、影が出来るほどの光量を背に受けて、マジで中華鍋の中におる気分だった。一人で楽しくなってたもん。

C11ブロック3列目以降の誰か、ナイス仕事ぶり。

 

「しっかり者」のイメージが強い美奈子なんだけど、ソロ曲になるとIQ下がるの何なんすかね?

鮫と shake hands!←シャークハンド!?

『満腹至極フルコォス』

アタマからっぽ過ぎて大好き。
HPの1/8削れた。

ポートメッセ名古屋で「XO醬」やら「甜面醤」って叫べるの、ミリオンライブだけだろ。知らんけど。

5thの本曲や9thの『あたためますか?』のパフォーマンスに「しんどそう」と感じたけど、今回はあまり感じませんでしたね。

高カロリーな楽曲が多い大関さんの技術力を感じる。

14.MUSIC JOURNEY

アーカイブで「締めのラーメン」呼ばわりされててメンマ生える。清らかに聴いてた俺がバカみたいじゃん。

歌織さんらしい”華やかさ”と随所で出てくる”低音歌唱”のメリハリに、気付けばつま先でリズムを刻んでた。

また、こーりーが楽しそうに歌ってんよな。

15~20.ChoruChup@rkleメドレー

華やかな世界から異世界にでも飛ばされたような変わり様。DAY1より早めの登場となった「ChoruChup@rkleメドレー」。

「今から”メドレーを”歌いま~す」
ええ声で開幕宣言をするこーりー。

「”ChoruSpa@rkleな”メドレーで~す」
相変わらずカワイイみっく。

「”チュッパチュパな”アレンジで~す」
よく分からんがセクシーなりかねぇ。

昨日ほどの衝撃はなかったけど、ここからが本番。

DAY2屈指の狂宴、開宴です。

 

聴こえてきたのはキャトられそうなピロリロ音。隠す気のないイントロに幼児退行してしまったのも、当然の成り行きであった。

美奈子,歌織さん,朋花が歌う
『ピコピコIIKO! インベーダー』で開幕。

幼児向けらしからぬ重低音に半狂乱。
キャトられた両腕は、虚空をだらしなく彷徨ってた。

このメドレーの間コール表記が無くなってたけど、会場もバチ盛り上がってましたね。2番やってたら俺はコール出来てない。

朋花の

「けんかしちゃったの?ごめんね、なかなおり」

は、さすがに悶絶案件。

人が争いを起こすのは、聖母に諫めて欲しいからなんだろうなぁ。(存在が)罪な女やで。

サビ突入時の「はーい」の大合唱に、溶けそうな多幸感を感じてた。

コール箇所では無かったんだろうけど、「メドレー」と明言されてたしラスサビまでやるか微妙。

迷ったけど、いちおう回収できてよかったよ。

 

イントロに耳を澄ます懐かしさを感じながら飛び込んできたのは、育さんの「セラヴィ♪」

翼,可憐,育さん,美也の4名による
『月曜日のクリームソーダ』

“パッ”要素が翼と育さん。
“シュワ”要素が可憐と美也なんかな?

全体的に甘めボイスのメンバー選出だけど、ソリッドなRemixアレンジには映えてましたね。

「ドレスルームの中から囁いてるのよ」の可憐歌唱に、さきほどのソロ曲パフォーマンスを思い出してた。

この時初めて知ったんだけど、「パッシュワ」ってコールなんだね。勉強になったわ。

 

会場全体の緑色に差し込んできたのが、妖しげなメロディーと赤い照明。

颯爽と現れた3体の影。

 

「やぁ、みんなぁ。おはよう。」

 

情緒を破壊する特大のご挨拶に、会場中が阿鼻叫喚。

百合子(ハーヴェイ役),
ジュリア(オスカー役),
静香(アシュリー役),
ロコ(アリエル役)

4名歌唱の
『Parade d’amour』である。

 

マジでおもろかったなww

“楽しい”とか”カッコいい”より、「面白い」が勝る。

中の人の影響だけど、「ころあず×愛美」は”新喜劇”にしか見えんのよww夫婦漫才はじまりそうだもんww

あと、ジュリアは言わずもがなだけど、ロコが適役すぎる

「えへへ~、ごめんなさい💦」とか、「お兄様の邪魔をするな~!」とか。

「あれ、オリメンおる?」くらいの違和感のなさだったよな。

“三下感”というか”理解らせたい感”というか。こういう役が似合いすぎる。

あと、現地の客席がホンマおもろかったww

冒頭で真後ろからデュンヌさんのガチ絶叫聴こえたし、なんかセリフ言うたびに会場が爆発。

 

ジュリア「僕のことが好きなの?」

ウッ キャー ワーフォーーキャー ウォー キャー ワー ウッ フォー

ジュリアなぁんて」

ウッ キャアア ウォォォ ワーヒエッ キャー キャアア フォー キャアア

ジュリア「ね!」

ウウウウウウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォォォ

 

アーカイブでも分かるけど、この多段型歓声ホンマ好きww衝撃の度合を物語っとるww

愛美さんが名演すぎたな。
あの”ねっちこさ”と”クサいセリフ回し”が完璧なマリアージュ。

歌織さんverとはニュアンスが違い過ぎるので、続編は百合子に書いてもらおう。舞台演出はロコ担当。主題歌はD/Zealの2人。

舞台は整っとる。
アドバンストコミュと並行していかがですか、ミリオンライブさん?

あと、Aメロ最初のアレンジ、くそカッコいいな。メチャクチャ好きだわ。

 

そんな興奮冷めやらぬ中、「声出し」を煽りながら出てきたのが奈緒と莉緒。

長めのイントロの割に曲が一向に把握できなかったけど、

「Uh~! ON・THE!!」

その掛け声に、

「WAVE!!!!!」

理解よりも先に両手が宙を舞ってた。

ここに来て『MTW』屈指のアッパーチューン『絶対的Performer』。マジで層が厚すぎるな、Act-2。

7th,8th,バンナムフェス2nd。

披露自体はそこそこあるけど”声出しあり”は、今回が初。

オリメンは1人もいないけど、コロナ禍の無念も少しは供養できたんじゃないかな。

「多分、ここに環がおったんかな」

そんな寂しさも感じながら、声とペンライトの波をステージに送ってた。

 

ミリオンライブさん、自分CD買う準備できてます。

とっとと「9th」と「Act-2」の音源をお出ししろ下さい。

21.ハーモニクス

MC明け会場を染めたのは、赤と青の旋律。『MTG』発のロックユニット”D/Zeal”による、魂の『ハーモニクス』。

初めて現地で体験したけど、あの衣装メチャクチャいいやん!1番サビくらいまで、ひたすら正面の愛美さんを凝視してたよ。

現地でも盛り上がってたけど、アーカイブもおいしい楽曲ですね。楽曲に合わせてのスイッチングやカメラワークに分割画面。現地とは違った楽しみ方があると思います。

22.稲妻スピリット(Long Intro Ver.)

『ハーモニクス』の熱狂を断ち切ったのは、横山奈緒ソロ4曲目『稲妻スピリット』。

同じロックと言えども、まったく違う空気感。同日に『Super Duper』の披露もあったけど、クール路線もいけるのが奈緒の魅力。

アーカイブで知ったけど、天井の稲妻エフェクトがキレイ。このためのLong Introだったんだね。

『MS2』の中でも「メッチャスキ」な楽曲だけど、やっぱ気持ちいいね。「稲妻スピリットでGo!」の後に、遅らせて入ってくるドラムとか。

「行こう 傷ついても」のトコは、振りコピして両腕ぶん投げると楽しいよ。

せやからみんな、わたし“ら”を信じてついてきてな!

『稲妻スピリット』

本曲で特徴的な1番~2番の口上だけど、「わたし“ら”」になってましたね。

前回披露の9thライブは「個」がテーマだったライブ。その時は原曲通りだった気がするので、公演内容に合わせた工夫ですかね。

23.Sister

Act-2で聴きたかったソロ曲No.1

あのクソ重苦しいイントロで、今宵の勝利を確信。

少し迷ったけど、ペンライトを赤色にして忠誠を誓ってた。

別に強要したい訳でもないし、一面の水色から浮いてたのは理解してる。

だけど、どうしてもこの曲で赤が振りたかった。

曲調的にもそうだけど、Act-1を経て「子豚ちゃん」でいることを選んだ卑しい私めに、「朋花様色のペンライトを振る」

そんな背徳は許されないのだ。

 

天才「小岩井ことり」作詞・作曲の本曲。

ラテン好きの私には、耳に入ってくる全ての音が甘美な毒に変わる楽曲です。

イントロはもちろん、サビ前で刻まれるドラムで絶頂に達してた。

難解な歌詞。
重く響くドラム。
琴線を爪弾くギター。
まとわりついてくるアコーディオン。

こうして書いてみると、ほぼポルノグラフィティ。やっぱ、好きになるべくしてなってるわ。

また、小岩井さんの表現が素晴らしいんよ。

煽情。悲観。退廃。優美。

そもそも込み入った楽曲だけど、朋花らしい複雑な顔を見せてくれてた。

自作してるだけあって、そこらへんも考えて作ってるんですかね。

24.はなしらべ

ぽつりぽつり雨音が
水たまりではしゃげば

『はなしらべ』

本曲最初のフレーズ。

このブロックのソロ曲はじまりが『稲妻スピリット』だったけど、「そういう意図があったのかな」とおぼろ気ながら思ってた。次に続いた楽曲を鑑みても、あながち間違ってない気もする。

郁原さんのブログでも本曲への並々ならん想いを語っていますが、エミリーソロ曲として「これ以上は無いかも」と思えるような神々しさがあったね。

モニター演出も「光が下から上へ動くだけ」の簡素なものでしたが、やけに印象に残ってる。

こういう「美しい日本語の歌詞」に触れる度に、「日本人で良かった」と心底思う。やっぱ、日本語って素晴らしい言語だよ。

キノコ先生の作詞だけど、やっぱ作詞家さんはすごいね。こんな美しい作詞する人が、『チュパカブラ』の作詞してんだぜ。なんかのバグだろ、これ。

ゆうちゃも曲の世界観に合わせて、儚く切なげに言葉を紡いでいましたね。Act-1の『君だけの欠片』でも感じたけど、やっぱエミリーのこういう歌唱いいな。涙腺に来る。

アーカイブのコメ欄でも散々言われてたので、貼っときます。定期的に聴いてるくらいには、私も好きです。

25.泣き空、のち

ぽつり、ぽつり……。

空が泣き止んだのち、聴こえてきたのは夕焼けに染まる口笛のメロディー。

正直意外だった、翼ソロ4曲目
『泣き空、のち』。

9thで”Machicoさんの歌唱力”について認識を改めさせられた楽曲だけど、今回もその歌唱力は健在。音源と変わらない安定感を感じます。

9thよりも全体的に”楽しそう”なカンジはしたけど、どうだろうか?いつもピョンピョンしてるから違いが分かりづらいんよな。

26.SING MY SONG

『未来系ドリーマー』でソロ曲が始まり、『SING MY SONG』で締める。

5thライブと同じ構図になった、この10th Act-2。

ラストに相応しい圧巻のパフォーマンスでした。

【エッセイ】ユメと現実 ~ミリ10th Act-2のSING MY SONGに寄せて~|そにっぴー
2023年7月30日、ポートメッセなごや。 真夏の熱気に包まれる会場で、私は体温よりも熱い涙を流していました。 ――だか...

たった1曲、たった373文字の『SING MY SONG』という楽曲に、1万字を費やしてる感想ブログです。

私が語るより濃い内容だと思います。

このブログをここまで読んでる奇特な方は、見てみて下さい。

 

DAY2でも様々な楽曲が披露されたけど、純然たる”バラード”って本曲だけですね。

音数が少ない分ごまかしは聴かないけど、あれだけ胸に迫ってきたのは“田所さんの表現力”によるものが大きいと思う。

いじられキャラだけど、やっぱスゲーんだよな、この人。

落ちサビ辺りからペンライトも振らずにモニターを凝視してたけど、随所で零れる笑顔に静香を重ねてた。

いい曲ではあるけど“頻発してほしくはない”楽曲なので、ここで回収できて嬉しい限りだよ。

この曲に限らず、今後聴くことができないかもしれないレア曲がひしめいたAct-2。これ以上ないフィナーレになりましたね。

27.Flyers!!!

直前MCでこーりーが「ひゃくまんの想いを乗せた」と口にした際、完全に『UNION!!』だと思ってた。アーカイブ見返すと「さらなる高みを目指します!」とも言ってるので、どう考えてもコッチですね。

“人は都合のいい情報しか頭に入ってこない”という気づきを得たよ。

てか、今回におわせMC多かったな。

合同ライブでも1番のみの披露はありましたが、現地でフルサイズを聴くのはココが初。

DAY1にて『Glow Map』の披露もありましたし、7thライブに想い入れの大きい私にとって、これ以上ない周年曲リレーとなりました。

あのエモ散らかしてるCメロでさえ、今回は涙が出なかったな。DAY1の『Glow Map』と同じで、やはり”聴けた喜び”が勝ってたと思う。

コールも楽しくやってたし、この高らかな行進曲に勇気のタクトを振るい続けてた。

楽しさが勝る大団円だったよ。

…この時はね。

【ENCORE】

28.Crossing!(Long Intro Ver.)  

少し前置きの話を。

『M@STERPIECE』「ミリオン7thライブ」は私の中では格別の存在。

長くなるから省略するけど、激情抱いてる。

『M@STERPIECE』は披露してないけど、直前の業務連絡で念願のミリシタ実装が確定。

「ミリオン7th」でも象徴的な使われ方をした、『Flyers!!!』,『Glow Map』は各日本編トリで披露。

ここまでAct-2の全楽曲を振り返ってきたし、どれも素晴らしかった。でなきゃ、2万字超も書いてない。

でも、個人的に
“Act-2最大の収穫”はコレ。

『M@STERPIECE』「7thの回収

これに尽きる。

 

感情は未来へのスポットライト
(高鳴るでしょ)
好き!の原動力って偉大だね
(凄いよね)
叶わないものなど 無いんだと
(本気で)

『Crossing!』

ライブの度に山陰の僻地から都会に出てくる自分の原動力に、

「俺はどうしようもなくミリオンライブが”好き”なんだな」

恋焦がれてた『M@STERPIECE』という夢が、形になってるのを目撃して。

私のミリP人生の原点である、7thライブの息吹を感じて。

「このコンテンツで叶わぬものなど、無いんじゃないか」

本気でそう思えた。

コールするために反芻した歌詞に。
応えようと叫ぶコールに宿った言霊に。

口を開けばとめどなく”何か”が溢れてくる予感がして、コールはえらく中途半端なものになってしまった。

Act-1でも前日のDAY1でも、微塵も泣かなかった本曲。

だけど、この時は違った。

一詞同体。
私の心情と完全に重なってた。

「感情は未来へのスポットライト」という歌詞が正しいとすれば、私の道を照らす”光”は過去に類を見ない輝きを放ってる。

 

やっぱ、この曲はスゲーよ。

“振り返り公演”と題したAct-1,2でこれだけ夢が叶ったのに、まだ未来に期待させてくれる。

「ミリオン10周年の交差点」として、あまりに機能しすぎてる。

個人的には
「ミリオンライブの”最高傑作”」になりうる楽曲じゃないかと思う。

Act-2でこのザマ。
10thツアーを駆け抜けた先で聴く本曲は、いったいどれほどの破壊力なんでしょうね。

楽しみやら、恐ろしいやら。

29.グッドサイン

さかのぼって、DAY1の話。

『Crossing!』終わって、「いやー、いいライブだったな」で座ろうとした矢先の、あのイントロよ。サムズアップの如く、飛び起きたよな。

―『グッドサイン』の周年ライブ披露は、「Act-3」が濃厚かと思います。―

どっかのアホがブログの締めで偉そげに言うてんすけど、掲げたグッドサインで目つぶししたいな。

よくよく考えたら、ぴょんさんの冒頭MCもにおわせではあった。

「5thライブから9thライブを“中心に”~」

『Crossing!』があるからだと思ってたけど、いやに強調してた気がするもんな。

 

DAY1は驚きのあまり中途半端になってたんですけど、MRライブを経て芽生えた感情があったんです。

“『グッドサイン』はペンライト持たずに応援したいな”

強要するつもりはありません。

直前に「ペンライトの光は勇気」という名フレーズも飛び出しました。ミリオン的にはそっちの方が正解だとは思います。

いまから語るのは、
私が「どうしたかったか」ってだけの話。

大分長くなったけど、ここまで読んでくれてる方は、最後1曲なのでお付き合いください。

 

理由は大きく2つ。

1つ目は、”手”にフューチャーした楽曲だから。まぁ、安直です。

2つ目は、

ありきたりな言葉より
心で伝えたいんだ

『グッドサイン』

私が勝手に『グッドサイン』の肝だと思ってる、このフレーズのせい。

詳しくは歌詞考察に書いたので端折るけど、『グッドサイン』って楽曲は「自分らしさを表現することに重きを置いた楽曲」だと思っています。

私が本曲でペンライトを仕舞ったのは、

『ペンライトなんて”規格品”で、俺の想いが収まりきるかよ!!』

という、わたしなりの『グッドサイン』観です。

もう一度言いますが、ペンライトを貶す意図はありません。

いつ振るおうが、鮮やかに闇を裂いてステージに届く快刀だよ。使わない方がもったいない。

 

「規格品」や「ありきたり」は便利な代物。誰が使っても、誰が言っても同じようになる。だから「在り来た」ってきた。

だけど、そこに”自分らしさ”は乗らない。

効率に特化した”機能美”に、そんな不純物は要らないんだ。

 

ペンライトの海に漂う”手”は頼りない。

自ら光る訳でもなく、物理的にも埋もれがち。
クラップしても、周りの音にかき消されるだけ。

周りからは浮いてるだろうけど、アイドルライブにおいては”合理的”とは言えない応援ツールです。

 

されど、“個性的”ではある。

手は、ただの棒じゃない。
自由自在に動く”五指”も付属してる。

その五指を活かして一体感を高めるブランドもありますしね。

また、手は単体では成り立たない。

手は腕の先に実る果実。
その腕も体幹から生える枝に過ぎない。

かざした手のひらの下には、
“1人分の人間がぶら下がってる”ということです。

 

「Whoo!」のコールと共に、天指す人差し指。

「握り返す 高い空に」の歌詞と共に、天高く握り返す拳。

「Clap clap,clap your hands!」のあおりで、打ち鳴らす手拍子。

周年曲にしては珍しい軽快なメロディーに、小気味よくはずむ踵。

そして、かかげるグッドサイン。

 

私の高揚は、精いっぱい伝えたつもり。

それはきっと、ステージの誰にも届いてない。

目立ちづらいし、届きづらいのは分かり切ってる。

 

だけど、それでいいんだ。

「私らしさ」は、間違いなく形にした。

「あなたらしさが、きっと誰かの力になる。」

それはそうなんだろうけど、逆説的に捉えると

どれだけ素晴らしい「あなたらしさ」だって、形にしなければ”誰にも”届きはしない。

そうじゃなくて、
どうしたいか、だけでいいんだよ

『THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!』

最後にもう一度言うときます。

これは強要したいことではありませんし、ペンライトでの応援にイチャモンをつけたい訳でもない。

周りから浮いていようが、
私が「こうしたかった」という話です。

 

正直、『グッドサイン』という楽曲。

「パッとしねーな」というのが、最初の感想でした。

ただ、周年イベントが始まり、秋葉原を回った末、MRライブで聴いたこの曲。

私の中では“『Welcome!!』先輩に匹敵するライブ曲”にまで大きく成長してくれました。(まぁ、その先輩はベンチ外にハブられてんだけど。)

この応援スタイルは、本曲に対しての“私なりの感謝”の伝え方。

「あなたらしさ」ってやつです。

Act-2で披露されたけど、Act-3での披露も期待しています。

その時も、私はこのスタイルで応援してることでしょう。

 

最後に問います。

あなたは、『グッドサイン』という楽曲を、どうやって楽しみますか?

ミリオンライブに対して、どんな「グッドサイン」を掲げたいですか?

 

30.Thank You!

もはや、言うことはない。

「ただいま」であり「おかえり」。

「ありがとう」であり「どういたしまして」。

「アルファ」であり「オメガ」。

この応酬に、蕩けそうな多幸感を感じてた。

ありがと!39!

あとがき

これにて、10thツアーも折返し。
“ミリオンライブの過去”を振り返り終えました。

次回は、2023.11.4~5.
Act-3 「R@ISE THE DREAM!!!」

公演テーマは、すぐそこまで迫った「アニメ」です。

THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 10thLIVE TOUR | THE IDOLM@STER OFFICIAL WEB | バンダイナムコエンターテインメント公式サイト
THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 10thLIVE TOURの情報はこちらから!

 

ここからは誰一人として立ち入ったことのない未体験ゾーン。

きっと、最高を更新してくれるライブになってくれることでしょう。

いや、してみせる。

キャパが小さかろうが、ホテルが取れなかろうが知ったことか。

そんな些細なことはどうでもええ。

俺は「好き」を伝えに行くだけ。

あなた達が手塩にかけて育てた”ミリオンライブ”で、私はこんなに楽しい思いをしてる。

「ミリオンライブはスゲーよ」

これを伝えに行くだけ。

チケットが当たるかどうか怯えながら過ごしてるけど、どこで参加しようがやることは変わらん。

 

握り返す 高い空に
グッドサイン!届きますように

『グッドサイン』

空はどこへでも繋がってる。

みんなで夢、掲げまっせ。

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