『グッドサイン』が、春香さんの手を握り返す曲だったら泣ける。

ミリオン
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まえがき

周年イベント、お疲れ様でした。

フル配信された『グッドサイン』聴きながら6周年の余韻に浸ってたんですけど、ふと思ったのがタイトルの疑問。

歌詞考察というより、ただの感想・雑談です。

「こんなこじつけオタクもおるんだな~」と時間つぶしにでもして下さい。

どうでもいい話だけど、『グッドサイン』と聞いて”キムタク”が思い浮かぶアラサーは俺だけじゃないよね?

GOOD LUCK!!

 

※MRライブの内容に触れます。
 嫌な方はバック願います。

 

作詞:mekakushe
作曲:松坂康司
編曲:佐高陵平

 

楽曲感想

「グッドサイン」、もしくは形象

『グッドサイン』という楽曲。
「手」がキーワードだと思っています。

タイトル、MV、キービジュ。

すべてにおいて”サムズアップ👍”が印象的だし、歌詞を眺めても「手」に関するフレーズが多く並んでる。

ミリオンで「手が活躍する曲」といえば、ダダダダ~ンな曲とか拳をレ~イザッ!するやつがあるけど、「手」自体に着目した曲ってない気がする。少なくとも周年曲にはないよね。

6周年衣装「フューチャー・シグネチャー」も同様。衣装説明というより、手の説明文。

衣装名の「シグネチャー」も「署名」の意。デジタル化が叫ばれて久しいけど、「署名=手で書くもの」。私の中ではいまだにそのイメージ。

 

もしかしたら、「6」の形象化で「👍」かもしれないし、両手で数えるべき「6」を片手で表現することで「過去と地続きの6周年」を強調したい意図があったのかもしれない。

「コロナ禍を支えた手に対しての慰労」だってあるかも。

まぁ、理由は色々考えられる。
こじつけでどうとでも。

 

漫画『ダブルアーツ』に「手をつないだ人の数だけ身体能力を上げる」ってチート能力を持った主人公がいるんだけど、『グッドサイン』の第一印象はそれだった。

ミリオンライブの魂「ひとりも手放さない」「ひゃくまんパワー」を謳った楽曲なんかなーと。

 

そんな印象を覆したのは、6周年期間中に開催されたこのイベントで見た”とある光景”だった。

 

「グッドサイン」、あるいは継承

“とある光景”とは“MRライブ終演後”のこと。

初回公演以外は知りませんけど、退場する際に後方のPA卓と”グッドサイン👍の応酬”があったじゃないですか?

私もしてたし、周りもそうだった。
「最高~」や「ありがとう~」みたいな声もあったけど、無言で掲げてる人の方が多かったと思う。

その何となく温かい光景を見て、ふと思ったんです。

この「グッドサイン👍」って、ただの記号じゃないんかな。

この曲の手の役割=ただの器に過ぎないんじゃないかなと。

 

ありきたりな言葉より
心で伝えたいんだ

『グッドサイン』

その最たる例がこれ。
私が『グッドサイン』の肝だと思ってる、このフレーズ。

言葉は意志を端的に表す道具。
「確実性」と言う点において、どの表現技法にも勝る代物です。

だけど、この歌詞はそこに異を唱えている。

“手段”をすっ飛ばして“目的”に至ろうとしている。

例えるなら、容器も持たずに水を運ぶような愚行だよ。

トンチキと言えばトンチキなことしてるけど、その真意はこれ。

ありきたりなんて「定量化した言葉」では、伝えきれないことがあるんだ。

彼女達らしい、どストレートな想いの届け方。

“可愛い”より”比喩”がいい

『ギブミーメタファー』STAR ELEMENTS

この名フレーズと言いたいことは一緒で、未完成だからこそ想像の余地がある

不定形だからこそ、無限大のメッセージが込められる。

そう高らかに謳っている。

 

GROOVE!!
体は気持ちを伝える楽器
笑う瞬間(とき)も
泣く瞬間(とき)も
音になる

『MUSIC♪』

それって、MRライブで大トリを任された『グッドサイン』の1曲前。

このMRライブの前身『THE IDOLM@STER MR ST@GE!! MUSIC♪GROOVE☆』の表題曲にもなっている『MUSIC♪』で言ってることと同じだと思う。

THE IDOLM@STER MR ST@GE!! MUSIC♪GROOVE☆公式サイト

「前表題曲」と「現周年曲」のバトンタッチ。

「そういうエモいやつね」とライブ中は思ってたけど、それ以上の意味があったんじゃないかと思うんです。

『MUSIC♪』は音楽を介して感情を届ける偉大さを投げかけてくるけど、『グッドサイン』は別の形それを表現しようとしてるんじゃないかと。

乱暴な言葉で言うなら、
『MUSIC♪』と『グッドサイン』、やろうとしてることは同じじゃね?ってこと。 

 

「グッドサイン」、すべからく稀少

そんなことを考えてると、『グッドサイン』が手をキーワードにしてるのも、半分正解半分不正解な気がするんですよ。

手はとても身近な器官。
それを裏付けるように、我々の身近には”手”を使った熟語が溢れ返ってる。

このブログを書いている私は「書き手」だし、これを見てるあなたは「読み手」。試合に出る人を「選手」と言うし、運転する人は「運転手」と呼ぶ。

「手」という言葉は
「人間」という意味でもよく使われる言葉です。

 

私は『グッドサイン』という楽曲。

「かざした手の下にいる”1人分の感情”を”1人分の身体”で表現させたい楽曲」

じゃなかろうかと思っています。 

High,high,hands up now!
Clap clap,clap your hands!
Get get,get your love!
From hand to hand!

Raise your hands!

『グッドサイン』

やたら手を挙げさせてくる楽曲だけど、真に掲げさせたいのは“その原動力”

MRライブや周年ライブで感じた、言語化できない空気感だと思うんです。

 

見えないものを、見(せ)ようとする。

それは雲を掴むような無理難題。

だけど、それを喜々としてやってきたのがアイマスだし。

その遠いお空の雲を掴もうとしてるのが、アイマス新時代の柱「“MR”-MORE RE@LITY-プロジェクト」でしょ?

「あなたらしさが、きっと誰かの力になる。」

素晴らしいスローガンだと思う。

だけど、

どれだけ素晴らしい「あなたらしさ」だって、形にしなければ届きはしない。

『グッドサイン』でやろうとしてることは、このスローガンのための手段だと思ってる 。

「タイトルの命題」に手が触れたのは、そんな理由です。

 

少しでも「いいね!」と思ったんなら、それは「グッドサイン」にして届けるべきよ。いつまであるか分かんねぇんだし。推せるときに推しとけ。

幸いなことに、世はまさに大デジタル時代。

形にしてTwitterとかいう泥船に投げ入れれば誰かには届くし、こっぱずかしいなら「金おとす」のも一つの手。間違いなくコンテンツの手助けにはなる。

届けようと思えば、いくらでもやりようはあるよ。

 

アイマス界隈には「言えば叶うアイマス」という金言がありますが、

「言え叶う」

 

形にするってのは、大事なことですね。

 

あとがき

これ書いてる最中、SideM 8thライブの詳細が発表になりました。

公演名は
『THE IDOLM@STER SideM 8th STAGE ~ALL H@NDS TOGETHER~

【SideM8th】THE IDOLM@STER SideM 8th STAGE ~ALL H@NDS TOGETHER~ | バンダイナムコエンターテインメント公式サイト
【SideM8th】THE IDOLM@STER SideM 8th STAGE ~ALL H@NDS TOGETHER...

ひゃくまんパーセント偶然でしょうが、私には天啓のごとき報せでした。 

オケマスから始めたSideM。

いまだに曲もたいして知らない新人Pですが、行ってみようかなと思っています。

私なりのグッドサインを届けに。

 

あと、ごめん。
長くなるけど、これだけは言いたい。

間奏やばない?

「ミリ曲最つよ」まである。

 

トテトテ鳴ってる素朴ながらも足取りしっかりピアノに涙腺グチャグチャ。綺麗だからって人の心に土足でお邪魔するんじゃない。

この美しいメロをなぞるように響いてくるバイオリン?も卑怯。

ここまでひたすら前向きなツラして全力疾走してたのに、いきなり立ち止まったかと思ったら

「まるで無数の…百万の星の輝き……」

って言ってそうなキラキラした瞳で、満天の夜空に思い出を投影した大人びたツラしてんの。

 

かーっ!エモッ!
心臓に悪い!!

「キラリ 輝く星の ひとつずつがMemories」のキラーフレーズでお馴染み、7thで私が大号泣した『Starry Melody』先輩と、奇しくも同じ構えじゃないですか!

もう、やらない…。
やめてくれよぉ……。

唐突にエモぶっこむの止めてぇ

せっかく手挙げさせてんだから、事前にカウントダウンさせとってぇや…。

 

歌詞的にも音的にも「前のめり」な楽曲だけど、周年曲らしく盛り込まれた唯一の過去回想パートなんだろうと思うよ。

ただ、それだけで終わんねーと思うのが、途中で入ってくるバンド隊のおかげ。

あー、あれだ。
『Crossing!』聴いた時と似てる。

くっそエモいのに未来に期待してしまう、あの“プラスマイナスプラス”な感覚に。

 

あと、悪口でもなんでもないんだけど、このパートに入ってる「Yeah!Whoo!」のコール、浮いてるくないっすか?

こんだけ綺麗なメロディーなら、そのまま落ちサビに繋げてもよかったと思うんですよ。コール無くても、勝手に感極まってたと思うんすよ。

個人的には違和感を感じるんだけど、間奏あけ一発目のフレーズ

見たことない景色へ…

『グッドサイン』

を考えると、そういう意図なんだろうと思ってる。

 

エモい過去回想パート

コール

「見たことない景色へ…」

「”見たことない景色”の口火を切るのは、
 アンタらの声援やで~」

こんなカンジ。

『グッドサイン』の周年ライブ披露は、「10th Act-3″R@ISE THE DREAM!!!”」が濃厚かと思います。

現地や配信、アーカイブ。

視聴方法は様々だと思いますが、今から楽しみにしていようと思います。

どんな「グッドサイン」が掲げられているのかを。

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