『Star Impression』Team1st 考察やら雑談やら

ミリオン
スポンサーリンク

まえがき

本日、ミリアニ第6話が放送されました。

やっとこさ、ミリアニ発の新規楽曲たちがお披露目されていきます。

ってな訳で、放送された順に私がためにためた感想を解き放とうと思う。

トップバッターはもちろんコイツ。 

ただの妄想ぶちかましてるだけです。気負わず読んでください。

『Star Impression』
作詞:こだまさおり
作・編曲:山口朗彦

考察の前に

考察にあたって、そもそも『アニメ新規曲』はどういったコンセプトなのか、について説明しときましょう。パンフの内容を引用する。

ミリアニ内では、劇場のオープンに合わせて「ライブシアタープロジェクト」と題した、チームごとのお披露目イベントが開催されていきます。

ミリオンライブではあまり見かけない”チーム”という単位ですが、

ユニットごとの個性を打ち出すのを避けるために、あえて「チーム+数字」という呼び方にする。きっとこの先、MILLIONSTARSのアイドルたちは、いろんなシャフルユニットを作ることになる。そういう示唆を含みたかったんです。

『劇場パンフレット第二幕』監督コメント

チーム表記は、あくまで一過性の区分け。
識別番号に過ぎない、ってのが監督のご意向らしい。

「個性を打ち出すのを避ける」と明言してくれたのが、個人的にはすごく嬉しかった。「無個性」ってともすると呪いの言葉にもなりがちだけど、ミリアニでは徹頭徹尾「可能性」という肯定的な意味合いで捉えています。

それは『セブンカウント』や『Rat A Tat!!!』で脈々と紡がれてきた「無垢。ゆえに、無限」に繋がる価値観だと思う。

過不足なく”1″だから、
純然たる”1″を提示してくれるから。

その掛け算からは無限の可能性が導けるってことよ。

やっぱ、「1かける5はミリオン!って正しいな。

ちなみに「ライブシアタープロジェクト」って呼称も、”可能性”にちなんだ名称であることがパンフで明言されています。

最初の『ミリオンライブ!』のCDシリーズに「LIVE THE@TER PERFORMANCE」というシリーズがありますが、以降のCDシリーズとは異なりユニット名がつけられていません。その結果、集合曲であっても他のメンバーが歌いやすくなっていたりします。

今回のアニメの「ライブシアタープロジェクト」も、その頃の印象を引っ張ってきたいなと思い、わざと「LIVE THE@TER PERFORMANCE」と頭文字(LTP)を合わせています。

『劇場パンフレット第二幕』監督コメント

強めの思想しか感じないコメントだけど、これも上述の概念と一致していますね。

タイトル

そんな訳で本記事はTeam1stより、
『Star Impression』について語っていきたいと思う。

タイトルについては、2つの意味合いで受け取れると思う。

「impression」は「印象」と直訳しますが、インターネットやSNSの世界では「広告が表示された回数」という指標としても使われる。馴染みのあるところで言うと、Xにも”インプレッション”って項目ありますよね?

ここで、今一度アニメでの使われ方を整理してみましょう。

シアター開演に伴う記者会見の後、報道陣向けに開催されたミニライブ。シアター組を代表してパフォーマンスを決めたのが、Team1stの面々による『Star Impression』。

だいたい、そんな流れでしたね。

解き放つ旋律は
アザヤカな鼓動のImpression
生まれたての 夜空貫く光

『Star impression』Team1st

磨きあげたパフォーマンスで闇を裂く、“765プロ発の新人アイドルの初陣”として。

注目を集めることが予想される“シアターの広告塔”、夜空に真っ先に輝く一番星、チームでつなぐ星間飛行の旗手として。

この2つの「Impression」を届かせんとする曲名なんだろうと思うよ。

新時代歌姫達の饗宴

ここから楽曲に絡めた話をしていきたいんだけど、歌詞を細かく考察したりはしない。どっちかというと爆音脳死で聴くのがステキな楽曲だと思ってる。

今回メインで語りたいのはこの話題。

『Blue Symphony』との共通点、についてである。

ご新規様のためにも説明しておきますが、『Blue Symphony』は先述のミリオン最初のCDシリーズ「LTP 04」収録の楽曲。「新世代歌姫達の饗宴」というコンセプトの通り、”歌”がテーマに据えられた蒼曲である。

この2曲が似ている云々の気づきは、第二幕上映後のラウンジ感想会で教えてもらった事柄。私自身は初めて第2幕を観た時、お向かいさんのこの曲が頭をよぎってた。

 

閑話休題。

共通点を挙げればキリはないけど、大きく2つの要因がそう思わせる理由だと思う。

1つ目は
「作詞:こだまさおり,作・編曲:山口朗彦」の布陣

この2人の組み合わせは他にもあるけど、こんだけ雰囲気の近しい楽曲はなかなか無いね。あと、こだま氏はミリアニ脚本加藤陽一氏の奥さんです。世間は狭い。

2つ目は
「共通した歌詞」

どちらも「歌」をテーマにしてるんだから並ぶ言葉も似通ったものが多いんだけど、「アザヤカ」のカナ表記はさすがに誤魔化せんよな。オマージュとしか受け取れない。

その答え合わせはしようもないんだけど、その意図について邪推したいと思う。私のようなぺーぺーに綿田監督の深淵は早すぎる気がしないでもないけど、「ブルシン振りコピ部」として感謝の意を込めて語りたい。語らせて。語らなきゃ。

新約「LTP」

単刀直入に言うと、

『Star Impression』
=新約『Blue Symphony』

というのが私なりの感想。
令和最新版「LTP」ということである。 

ミリアニは”新約の物語”。
再解釈・再構築、というニュアンス作品であることがパンフで示唆されている。

綿田監督がグリマスの大亡霊であることは周知の事実だと思うけど、先述の「ライブシアタープロジェクト(LTP)」の略称の件にしろ、楽曲についても凄い熱量を持ってるんだと思う。

そんな監督の楽曲再解釈が、アニメ発のチーム楽曲なのかなーって思わなくもないんだ。その後に続く楽曲たちを眺めていてもね。どこまで監督が関与してるかは全然分からんが。

5話の”てづくり感”に対して、第6話のTeam1stは”ミュージックビデオ”を意識したバチバチの楽曲を所望してたらしいけど、その急先鋒として初期の蒼曲『Blue Symphony』は使いやすかったんだろうなーと思ってる。脚本:加藤氏の存在も大きいかも知らんし、単純に綿田氏が好きなだけかも知らんけど。

ミリアニを見てつくづく思うよ。
「想いを形にできるオタクってスゲーよな」って。

 

あと歌詞で好きなトコだけ書かせて。

もっと強い輝きを奏でよう
星のない夜だって
あなたを照らしてみせる

『Star impression』

私が脳死でしか曲聴いてないからだけど、「星のない夜だって」に違和感を感じる。なんで、自分らの存在を省いてんだろうなって。

だけど、彼女らの中で順番が逆なんでしょうね。

「ステージに立つからアイドル」ではなくて、
「誰かの胸の内に輪郭を描かせてこそ”偶像”でしょ」くらいの強気な歌詞だと今は捉えてる。

アイマスでは「星=アイドル」の比喩になりがちだけど、それはただの結果論。虚空をなぞらす存在感を放てるのが、星が星たる所以。

その明瞭さこそ、アイドルが放つべき“アザヤカ”ではないだろうか。

コメント

タイトルとURLをコピーしました