まえがき
9thライブDay1当選しました!!!!
オケマス両日当選しました!!!!!!!
今日からもやし生活ですね。
9thに配信があるかどうかも分かりませんし、コロナがどうなるかも分かりません。
関わる皆さまが何事もなく、当日を迎えられますように。
閑話休題。
ついに来てしまいました。
「MILLION THEATER SEASON」
シーズン4「SHADE OF SPADE」の全体曲。
曲もさる事ながら、まずタイトルでやられてしまいました。
今年で29歳。
私の中学時代のバイブルは
『BLEACH』といっても過言ではありません。
小学校時代のバイブルは
『ドラベース』。
好きな解号は
「水天逆巻け『捩花』」。
好きな十刃は
『ティア・ハリベル』。
恐らくミリシタ史上、最もカッコいい10傑名称でしょう。
「あ、始めまして。『ESPADA』10傑 〇〇Pと申します。」とか言ってみたいもん。
“ミリオンP”兼”BLEACHファン”でもある私ですので、BLEACHネタ多めになります。
「BLEACH見てないよー」って方もいらっしゃるかと思いますが、チョコラテはここに置いていきます。鬼となって考察して参りましょう。
考察の前に
作詞の松井氏は言わずもがな、数多くのミリオンライブ楽曲制作に携わっています。
作曲の堀江氏については『UNION』以来、約2年ぶりの作曲とのこと。
その他にも
『FairyTaleじゃいられない』
『Raise the FLAG』
などを手掛けられています。
曲調を考えれば、納得のクオリティですね。
歌詞考察
Title
私がタイトルと曲の衝撃で霊圧消えてる間に、優秀なPの皆様が呟いておられました。
「『ESPADA』=『SPADE A』。アナグラムになっている」と。
言われてないと絶対気づいてない自信があります。
「ESPADA」はスペイン・ポルトガル語で「刀剣」を意味します。
トランプにおけるスペードが”剣”を意味しますので、スペード曲としてピッタリ。
また、スペード3曲が”♠J,Q,Kモチーフ”となっていますので、数字の流れとしても繋がります。
“スペードのA”は多くのトランプゲームにおいて、”最高位のカード”とされています。(JOKERはイレギュラーなので別として)
また、”死のカード”としても認知されています。
スペードというスート自体に「死」という意味もあるため、スペード曲の集大成として、これ以上適したカードはないでしょう。
スペードという絵柄にはそのほか、「貴族」,「冬」などの意味もあります。
view of life and death
イントロからドラムのドコドコ音が響きます。
音楽の詳しいことは分かりませんが、ドラム音が終始印象に残ります。
スペードは”剣”や”死”。
何となく“闘争”といった物を思い浮かべてしまいます。
高まる鼓動。
勇む歩兵の足。
戦場を駆け回る騎馬の蹄音。
まるで土埃舞う”戦場”にいるかのような、そんな荒々しさを感じさせます。
先に書いておきますが、メッセージ性としては『KING of SPADE』に近しいものがあると思います。
世界観についても同様です。
本考察においても、そこから引用してくるものがあります。良ければ見てやってください。
現実という城壁の向こう 無窮の荒野へと
立ち征くんだろう 魂を賭すように
都合よく世界を改変させる 呪いの呪文にも
囚われない 自分の死生観を信じて
スペードチームの衣装名をご存じでしょうか。
「スペード・ダイナスティ(王朝、王家、支配層)」と言います。
スペードの意味の1つは”貴族”。
“仮に”の話です。
死ぬまで毎日100万円もらえるとしたら、どうしますか?
私だったら、即仕事辞めて遊び惚けます。
私だけに限らず楽して生きられるなら楽をしたいと思うのが、人間という生き物だと思います。
“死ぬまで毎日100万”の部分に差異はあれど、支配層や貴族とはそういう御身分。
動かずとも与えられる、人生の勝ち組です。
「城壁の向こう」に「無窮の荒野」が広がっているとしたら、それは「城の”内→外”」へ向かうことを指します。(”虚夜宮”とかいう傲慢の塊みたいな城はNG)
何があったかはまだ分かりませんが、”人生の理想郷”とも言える城から主人公が飛び出す。
そんなシーンから曲は始まります。
ただ、この曲を聴いている私含め多くの方は、”庶民”だと思います。
この曲の城下町にも、そんな”庶民”が大勢いるでしょう。
“庶民”に刺さるような言葉に直すと、“搾取されるだけの現状から抜け出そう”的な意味合いになると思います。
立場の異なる両者に共通して言えることは、「現実という城壁」を乗り越えなければ現状を変えられないということ。
城壁を乗り越える程に、現実に不平を抱いているということ。
“立場が異なる”ということは、
“住む世界が違う”ということと同じです。
ただ、住む世界の違う両者ですが、
「都合よく世界を改変させる 呪いの呪文」は似たようなものでしょう。
「仕方がない」,「やるだけ無駄」。
口に出したが最後、そこから先に進むことのできない。
まさに「呪いの呪文」。
その先に広がるはずだった世界を閉ざす。
現状の世界を良しとする。
そんな類の言葉だと思います。
/§‘ヮ’) ノノv`∇´)v ζζㆆ_ㆆ)ζ∫/)๑’꒫’) (⋈•̀ᴗ•́⋈) <ジュテイーーーム
そんな呪いの呪文の蔓延る世界にあって、信じられるのは「自分の死生観」。
形は変わりますが、この後も何度も出てくる言葉です。
(Belief in “Shade of Spade”)
(「スペードの陰影」の信念)
未完成な理想、棄てたりしないで
(Belief in “Shade of Spade”)
見果てぬ夢を謳え
『KING of SPADE』記事にて、スペード曲は”個”をテーマにしていると書きました。
間違っているとは思いませんが、追記します。
“BRIGHT DIAMOND”
“CLEVER CLOVER”
“LOVERS HEART”
“SHADE OF SPADE”
「MILLION THEATER SEASON」4チームのタイトルを列記しました。
スペードだけ前置詞の”OF”がついています。
高校で英語を修了していますので、「文法的にいるだろ」とか言うのは無しでお願い致します。
“OF”は”~の”と訳されることが多いですが、
「何かから出ると同時に、その何かに帰属して(いる)」そして「切っても切れない関係(にある)」
英語の前置詞「of」のコアイメージと具体的な用法・用例
というコアイメージがあります。
“SHADE OF SPADE”
スペードが”死”を表すのであれば、その影、対となるものは何か?
“死”という概念と、切っても切り離せないものって何だ?
それは“生”と言えるでしょう。
この曲で言う”生”は鼓動が脈打ち、生物として”生きている”という意味ではありません。
“貴族だから”,”庶民だから”。
そんな与えられた属性に縛られず、自分という”個性”を謳歌すること。
“個性を持って生きる”ということです。
“個性”のない人間。
それは『KING of SPADE』で描かれていた「顔のない群れ」。
呼吸をして、与えられたものだけを咀嚼する”生ける屍”みたいなもの。
“生物”として生きていようが、”個人”としては死んでいることと同義です。
スペード曲に尖った印象を受けるのも納得です。
悪事に手を染めようとも。
愛する者に煙たがられようとも。
空気を読まず、嫌な顔をされようとも。
他者を顧みない自己中心的な考えや行動。
その根底にあるのは、
曲げることのできない”個性”が。
変えることのできない”生き方”があるから。
先程「死生観」なんて言葉が出ましたが、
「生きること・死ぬことについての考え方や行動の基準となる生死に関する考え」という意味の単語です。
彼女達”アイドル”にとって、個性を発揮せず活躍することは“死ぬこと”と同義。
故に、これほどの強い姿勢で”個性”を歌うのでしょう。
“SHADE OF SPADE”というチームは
“死”を以って、“生”を語るチーム。
その集大成と言える本曲のメッセージ性も、それを煮詰めたものになっています。
私は完璧を嫌悪する!!
完璧であれば、それ以上は無い。
そこに創造の余地は無く、それは知恵も才能も立ち入る隙がないと言う事だ。なればこそ、凡人どもは完璧に憧れ、それを求める。
我々科学者にとって、完璧とは絶望だヨ。
『BLEACH』涅マユリ
誰もが羨む理想郷は確かに完璧でしょう。
しかし、与えられるだけの生活に個性の入り込む余地はありません。言ってしまえば、誰でもできるポジション。
主人公が城を抜け出したのも、そんな有象無象に成り下がる事に辟易したからでしょう。
客先からの無理難題に応えることに必死こいてる庶民の私には、何とも羨ましい動機です。
貴族は不完全を、庶民は完全を。
動機は真反対ですが、取る行動は同じ。
本曲について言いたいことは、だいたい書きました。まだサビすら行ってないけど。
ここからは端折りながら書いていきます。
狂おしいほど 冀うのが
異端視される 希であっても
(Trump card of fate, It is my faith.)
(運命の切り札、それが私の信念。)
似たような歌詞が2行並んでいますが、意味は真逆です。
「希(のぞみ)」という字は訓読みで、
「希う(こいねがう)=冀う」になります。
個性を発揮することを狂おしいほどに願うことが、「狂った願い」だと非難される。
果たして、どちらが狂っているのか。
英語圏ではトランプは「cards」,もしくは「Playing cards」と呼ばれます。
「Trump card」は「トランプ」、ではなく「切り札」という意味です。
また、「fate」は「運命」という訳ですが、類義語として「destiny」があります。
「fate」はネガティブ、
「destiny」はポジティブ。
というニュアンスの違いがあるみたいです。
「人生が暗いなら、私の信念で照らしますわ~」おーっほっほっほ、げほっげほっ。
くらいの意味ですかね。
「faith(信念)」ですが、おそらく「face(顔)」の掛詞になっています。
「顔のない群れ」に対しての「my face」という皮肉。
また、「face」に「card」をつけて「face card」。「絵札」という意味になります。
トランプにおいて絵札と言えば、J,Q,Kの3種。
とても偶然とは思えません。
Way of Life 君は誰が為に在る?
意志は問いが生む訳じゃない
「これが私」だと、叫ぶ言葉こそ
“ ESPADA” どんな闇も切り拓く
刃、それは決意というんだろう
目を逸らすんじゃない 深淵と向い合い
命で剣を取るんだ Your Spade
レスバや論破なんて流行っていますが、主人公には無縁の言葉でしょう。
討論とは言の葉を刃に変えた”言葉の戦い”。
確たる信念は全てを切り伏せる刃となり、意志を貫く一本槍となり得ます。
「それってあなたの感想ですよね?」なんて問われたら、「自分以外の誰の感想がいるんだ?」と、さも当たり前のように言い返しましょう。
Why not? 絞り出した本音だけが刃となり
体を縛った鎖を断ちきる『暁』ポルノグラフィティ
5年ぶりに発表された、ポルノグラフィティNEWアルバム『暁』。
今月から18thライブサーキット「暁」も始まり、ミリオン9thの翌週に「日本武道館」にてツアーファイナルを迎えます。
書いていて気づきましたが、ミリオンの倍ツアーしてんだなー。ヒロアカの『THE DAY』とか好きな人は多分この曲好きなはず。
メジャーデビューから23年が経ち、デビュー20周年では東京ドーム2Daysを完売させ、J-POP界で一時代を築き上げた彼ら。
“人生の勝ち組”とも言える彼らですが、歌い上げる言葉は本曲の主人公と何ら変わりません。
群雄割拠の音楽業界だろうと、アイドル業界だろうと。
その戦場で信じられるのは、
“偽らざる本音”でしかないということです。
本音をさらけ出すからこそ、その刃は心の奥底に突き刺さります。
心の深淵に眠る信念と向かい合い、確たる自分を知る者にのみ手にできる刃。
そんな歌詞と解釈しています。
ちなみに毎回ライブで”チャレンジグッズ”を出しているのですが、今回はこれ。
頭ミリオンなポルノスタッフを誇りに思います。
「推しの心臓が掴める!!(物理)」
と一部からは好評です。
お値段、39,800円也。
以下耳コピ。
間違えてても怒らないでね。
茫漠たる砂漠を彷徨う
放浪の渇きも導くんだよ 求めた場所へと
自由を語る混沌に罠を 張り巡らされても
止められない 無謀な夢想を勇気に叶え
互いの色を際立たせる色の事を”補色”と言いますが、その補色は色相環上では”真反対”に位置します。
クリスマスカラーの”赤・緑”が有名ですね。
“死”という概念を知るからこそ、”生”に対して渇望することができます。
スイカに塩かけるってことです。
(Belief in “Shade of Spade”)
歪んでいる鏡になんて
(Belief in “Shade of Spade”)
映るはずはないね
『KING of SPADE』にて、「鏡に映ってる私は誰」という歌詞がありました。
そもそも映すものが歪んでいるのであれば気づけないのも当然です。
箱庭の中にも、お城の中にも。
まともな鏡は無いのかもしれません。
傷がないまま生きられないのは,
立ち向かう意味 知っているから
(Trump card of fate, It is my faith.)
個性を貫いて生きる最中、時にはぶつかることもあるでしょう。
全員が譲れない思いを抱いているなら、なおさら。
刃を振るっていいのは、刃を振るわれる覚悟のある者だけ。
誰かを傷つけていいのは、誰かに傷つけられてもいい者だけ。
誰もが傷つき 傷つけながら
『Everlasting』夜想令嬢 -GRAC&E NOCTURNE
それでも何かを求めてしまう
「人を傷つけるな」
当たり前のことですが、この曲で言いたいことはそんな綺麗ごとじゃない。
自分も相手も、「譲れないもの」があるからぶつかりあう。
「傷つく」のは、その結果論でしかない。
それに気づけば、すこし気が楽になると思うんですけどねー。
ESPADA
Your Spade
(Trump card of fate, It is my faith.)
(Trump card of fate, It is my faith.)どんな逆境の最中でさえ
折れない信念を抱くなら
この命は剣になるんだ
Twitterを見る限り、この歌詞が刺さる方が多いように感じます。
1番サビで
「命で剣を取るんだ」と歌っています。
それにに対する
「この命は剣になるんだ」。
剣を握る命すらも刃と為す。
ラスサビに向けての、より明確な、さらに強い意志が表現されています。
Ace of life 何が勝者を決める?
価値は他者が生む訳じゃない
「これが私」だと、心から叫べ“ESPADA” 選んだ魂の形
自分こそが切り札だろう
目を逸らすんじゃない 深淵と向い合い
命を剣にするんだ You are Spade
ゆえに「自分こそが切り札だろう」と。
この身のすべてが、”私を生きる”信念足り得ると叫びます。
ミスなく行っていれば、ここでアピールが入ります。
アナザーアピールを見た瞬間に、どうしても思い浮かんだものがあります。
欅坂46(現:櫻坂46)のデビューシングル。
この1曲で欅坂のイメージが決まったくらいに強烈な1曲だったと思います。
『サイレントマジョリティー』は直訳すると「沈黙の多数派」。
「沈黙の多数派」に対して、「それでいいのか?」と説くメッセージソングです。
曲のテーマとしても本曲と共通するものがあります。
『サイレントマジョリティー』というタイトル自体、散々出てきた「顔のない群れ」と同じ意味です。
「ミリシタ開発チームがこれを意図した」とまでは思いませんが、サビ部分の演出が同じである事に驚きを隠せません。
1人のアイドルのために大勢が道を作り。その道を闊歩しながら高らかに”個性”を歌う。
本曲のテーマそのものとも言えるアピール演出だと思います。
個人的には曲の盛り上がりと合わせて、最も好きな部分です。
「エスパーダ」,「えらんだ」と音も合わせてあるので、聞いていても歌っていても、思わず感情の入る部分だと思います。
あとがき
アイドルソングに限らずですが、”紆余曲折合った末に良い方向に向かう”って歌詞の構成が多いように思います。落としてあげる的な。
ただ、この曲においては徹頭徹尾、強い意志が歌われています。弱音らしい弱音が見当たりません。
スペード3曲を通して、もうその段階は過ぎた。ということだと考えています。
良くあるテーマではありますが、やはり刺さってしまいますね。
魂を賭して刃を振るう彼女達のPとして、私もジュエルを刃にして戦いましょう。
目指せ、頂点(SHSフェス限5凸ゴージャスアピール)。
どっかの夏祭り煽りかな?
どっかでも書きましたが、
「MILLION THEATER SEASON」4チームの全体曲は、本当にどれが良いか決められません。
まじでいい。
まだすべてを考察している訳ではありませんが、完全に横並び。
もうすぐミリオン10周年に向けた配信もありますね。
翌日にはスペードチームの配信イベントも。
ミリシタもですが、アニメ情報がある事が本当に楽しみです。
今後も目が離せないミリオンライブ。
10周年に向けて、自分の「Pとしての信念」を「Pとしての信念」を問い直す、いい機会かもしれませんね。
『BLEACH』も10月からアニメ開始です。
間違って、OP主題歌に抜擢されたりしませんかね。
一応、十刃も出ますし……。
最後は公式サイトに載っていた、オサレポエムで終わりたいと思います。
「運命を砕く 力はきっと
振り下ろされる 刃に似ている」
百年後まで御機嫌よう。
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