「THE IDOLM@STER ORCHESTRA CONCERT」DAY1 ライブ感想

アイマス
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まえがき

この度、幕張イベントホールにて開催された

「THE IDOLM@STER ORCHESTRA CONCERT~SYMPHONY OF FIVE STARS!!!!!~」

に両日行ってまいりました。

DAY2はこちら。

鳥取から遠路はるばる、
ノンストップで夢色軽自動車走らせて11時間。

そこら辺の思い出何かも振り返りつつ、ライブの感想を述べていきたいと思います。

 

自己紹介

普段はミリオンライブ楽曲の歌詞考察を行っている本ブログ。

ミリP以外も見られるかもしれませんので、簡単に自己紹介を。

私自身はAS、ミリオンをメインにプロデュースを行っています。

アイマス現地ライブはミリオン8th Day2のみ。

デレ・Mについては全く以て知識なし。
おねシンとかドアラくらいしか知りません。

シャニは”2ndライブ配信試聴~SHHis加入ちょい後”くらいまでの知識しかありません。

音楽知識についても皆無。

特段音楽に入り浸っている生活を送っているわけではない。

ただの”ミリオンライブ””ポルノグラフィティ”オタクです。

もちろん、オーケストラを聞いた経験など一度もありません。

おおよそ感想記事書くほどの人間ではありませんが、無謀にも全曲の感想を書いていくつもりです。

理由は簡単。

素晴らしかったからです。

音楽を細かに読み解く才も無ければ、読み手を引き込む文才なんてものもありません。

ただあるのは、少しでも「オケマス」の素晴らしさを文字に起こしたいという思いだけ。

どうしても思い出や感情が高ぶる関係上、AS・ミリオンの感想が長くなります。

その他ブランドについても触れてはいきますが、簡単になるものもあります。

また、アーカイブも視聴していますが、なるべく現地で覚えている限りの感想を書いていくつもりです。記憶ないけど……。

事実と異なるものもあると思いますが、自己補完願います。

それでも問題なければ、この駄文に付き合ってやってください。

 

開演前

初日は開場17:00。開演18:00。

天候にも恵まれ、気温もちょうどいい日和。

幕張メッセに来るのが初めての私でしたが、何とかラウンジメンバーと合流することができました。

声しか知らない人たちに会うのは、むず痒いような嬉しいような。内心すごいそわそわしてました。

あと、ラウマスが想像の倍デカかったのが印象的です。

開場に入ったのは17:30くらい。

開場に入って、真っ先に目についたのはステージいっぱいの赤い緞帳。

そこに吊り下げられた4点のシャンデリア。多分ガチのやつ。

素人目に見てもオーケストラっぽい、ラグジュアリーな雰囲気漂うセットに「ホンマにオーケストラするんやー」と感激してしまいました。

私はアリーナC5ブロック。
かなり後方の端っこです。

座った瞬間に確信したのは
「絶対にステージが見えない」ということです。

故に、DAY1に関しては現地でステージ演出は見ていません。

オーケストラの方々がどのくらいいるのか。
指揮者の身振り手振りがどんな感じなのか。
ステージ上のアイドルの姿は。
登壇されるキャストの表情は。

ちらりと見える場面もありましたが、見えたところで豆粒。

見れるのであればもちろん見たいですが、四苦八苦してステージを見るくらいなら今日は音楽に耳を傾けよう。どうしても見たけりゃ、アーカイブがある。

公演開始前から、そんな悲壮な決意をしていました。

開演10分前にシャニから甘奈、デレから楓さんがナレーションを開始。

場内諸注意などを語っていました。

大概の事は許容するであろうPですが、楓さんの
「オーケーするトラ」は「お、おぅ……」と許容しきれていない感のあるザワツキがありました。

そんな綺麗な声で
「さぁ、まもなく~」じゃないんよ。

初のアイマスオーケストラコンサート。

私もですが、独特の緊張感があったように思います。

少し緊張の糸が緩むような瞬間でした。

ただ、一つ言わせてください。

インストで流れる『UNION!!』。

もう、心の糸は緊張と高揚で張りつめてるんです。

もう、『UNION!!』の入る余裕はこれっぽちも無いんよ。

頼むけぇ、開演前に泣かさんとってくれーや。

そんなインストと比較にならないであろうフルオーケストラコンサートが始まる事に身震いする開演直前。

オーケストラのチューニング??の音が響いた後、指揮の和田一樹氏の登壇。

いよいよ、オケマスDAY1開幕です。

 

第1幕「FIVE STARS!!!!! ~星の交響曲~」

★第1楽章★

M1.READY!!

「アイマスの始まりといえばこの曲!!」

そう言えるほどに数多くのライブの口火を切り、アニマス前期のOPも飾った。

まさに「アイマスの顔」と言える本曲。

聴く機会も多い本曲ですが、イントロ分かった瞬間の感動たるや。

筆舌に尽くしがたいものがあります(全部そうです)。

原曲のポップさは鳴りを潜め、優雅で壮大なアレンジ。

始まりの柔らかなバイオリンのメロディーが心地いいです。

Aメロ、Bメロは主旋律が移り変わりながらも、全体的にしっとりめ。

しっとりと言いつつも要所で盛り上がり、原曲らしい元気さもありました。

Bメロ終わりの

さあ位置についてLET’S GO☆

からサビの盛り上がり。

来ると分かっていても耐え切れない。
無理だろ、んなもん。

特にラスサビ前の溜めなんて垂涎もの。
ここだけの音源が欲しいレベル。

 

「就活会場」と揶揄されたように、スーツ姿やシックな装いの多かったプロデューサー同様に。

ドレスで着飾り、ジュエルを身に纏って、いつもとは違う表情をみせてくれた。

そんな華やかで大人びた『READY!!』だったと思います。

 

緊張からの解放も相まって死ぬほど泣いてました。

ハンドタオル買っといてよかった。
マスクの替えを持っていかなかったのは反省。

DAY1感想会において、第一幕の1~4章は「起承転結」の構成となっている旨のコメントがありました。

オケマスの始まり。
「FIVE STARS!!!!! ~星の交響曲~」と銘打った物語。

最初の1ページを飾るにふさわしい選曲・演奏だったと思います。

M2.BEYOND THE STARLIGHT

ここでデレ曲。
私が知らなかった曲です。

半数は知らない曲であった本コンサート。

知らなかった曲の中で、最もハマっている曲が本曲。

サビ部分の

でれでででっー っっでっでっでっーーー

のリズムが好きです。

全体通して、ストリングスの音色が目立っていましたね。

サビの高まりとシンバルのジャーンが重なるところが、涙腺に来ます。

ペンラ打ち鳴らしたくなる。

デレステ1周年記念曲らしいので、
ミリで言うと『UNION!!』。

それは死んじゃう。
やめてあげてほしい。

原曲はコールの楽しそうな周年曲らしい華やかさがあります。

Bメロの

見つけたい 見つけたい

のリズムも好き。Starlight!

M3.PRIDE STAR

サイドM5周年記念曲。

周年曲の時点で、サイドMのプロデューサーの方々は終わってそうですね。

Aメロは管楽器の高らかな音色。

いつだって 諦めない
転んでも 立ち上がれ
歩いてく 未知の先にあるはず!

Bメロは弦楽器の焦燥感に駆られるような音色が響きますが、歌詞と照らし合わせると納得できるような力強さを感じさせます。

この曲も印象に残っているのは、サビのリズム。

もっともっと信じて
誇らしく 胸張って 歌い続けるよ

ここらへんなのかな。

特にラストの

でっでっーで↑↑ でっでっーで↑↑ ででーーー!!!!!!

が気持ちいいです。

★第2楽章★

M4.星屑のシンフォニア

みなさん、お星さまになりましたか?

「これ何かいの?」と思いながら、歌詞が始まる部分で気づきました。

“星”屑の“シンフォニア(交響曲)”

「これやらないで何やるの?」ってくらいにピッタシのタイトル。

予想していた方も多いでしょう。

直近では7th DAY1。
ライブ最終盤に夜空の下で歌われた本曲。

今回は夜空に瞬く星はありませんが、ホールを埋め尽くすほどの音の粒が煌めいていました。

キラキラとしたメロディーにアップテンポな原曲。

アレンジではかなりスローなテンポに、ストリングスの雄弁な音色が似合います。

低音も壮大な感じで印象的でしたが、所々で入るハープ??の優雅な音色が際立っていました。

サビで盛り上がるかと思いきや、ぬるっと入っていきましたね。

「起承転結」の「承」。

この後に続く
『Anniversary』と繋がるように。

“星”というより雄大に広がる”夜空”を連想させるようなアレンジでした。

ぜひ、原曲も聴いてほしい1曲。

多幸感が半端ないので。

容量の関係で載せられませんが、
「YouTubeのミリオン4thライブ DAY2」でライブ歌唱が見られます。

ころあずの決め顔のやつ。
17:56くらい。

M5.流れ星キセキ

TVアニメ最終回で流れるらしい本曲。

シンデレラの入り口としてアニメから見ることを誓ったので、聴き込むのはアニメ最終回を終えてからにします。

M6.Anniversary

『流れ星キセキ』を挟むような構成でしたが、第2幕の締めの曲と位置付けます。

 

第2楽章はこの曲のためにあったんじゃないか?

というくらいに強烈な楽曲でしたね。

シャニでも知っていた曲でしたが、原曲からして荘厳。

勝利が約束されたメロディー。

オーケストラ映え必至な楽曲だと思います。

どこを切り取っても泣きそうになるメロディーなんですが、やっぱサビ入るところ。

護りたい
あなたとの毎日と

ここの入りのバイオリンが悲壮感をより引き立ててくるというか。

現地でも音圧、というより凄み的なものを感じました。

Twitterかなんかで
「記念というより、忌念」的なコメントを見て、「たしかに」と唸った覚えがあります。

バイオリンの音色って、本当に悲壮感のある曲と合いますよね。

ポルノも良くバイオリン使ってます。

印象的なのは
『サウダージ』とか『瞳の奥をのぞかせて』とか。

いつか また逢いましょう
その日までサヨナラ 恋心よ

『サウダージ』ポルノグラフィティ

こんなにも あなたのことを想ってるのに
時々どうしようもないほど憎くなる

『瞳の奥をのぞかせて』ポルノグラフィティ

片方は失恋。
もう片方は不倫などの”許されざる恋”。

共通して言えるのは、
どうやっても手に入らないという悲壮感。

 

遥か彼方のあなたの元へ
もう一度届けよう

本曲の主人公と”あなた”の関係性は分かりかねますが、余程の信頼関係にある仲であることは間違いないでしょう。

そんな愛しき”あなた”が、遥か彼方にある事が曲の最後で語られます。

離別とか死別などの、人が体験しうる中で最上級の悲しみを。

心の琴線を、バイオリンの弦ごと掻き毟られるような悲痛な感情を。

そんな心にこみ上げてくる、迫力あるアレンジでした。

★第3楽章★

M7.サンリズム・オーケストラ♪

これはすぐわかってしまいました。

もう、「( ^ω^)おっおー」で死ぬほど泣いた。

私がミリPであり続ける限り、
「サンリズムは泣き曲!!」って言い続けると誓うくらいに涙腺に来る曲なんです。

コールも多くて、ライブでは盛り上がる事間違いなしのダダダダンッ♪な楽曲。

歌詞も
「みんなで思うがままに楽しもうぜ!!」みたいな、ライブ的なもの。

ギラギラ照り付ける昼間の日差し燦燦サンリズム・オーケストラ♪が原曲だとするなら。

オケアレンジは、窓際の木漏れ日で微睡んでいる休日の昼下がり。

って感じ。

太陽が持つ苛烈さではなく、柔らかい・暖かい陽の光といった様相を呈しています。

散々バイオリンの悲壮感が云々言いましたが、Aメロはストリングスの優雅さが。

Bメロは木管・金管楽器の軽妙な音色が目立ちます。

A・Bメロは音数が少ない、もの寂しい印象です。

もの寂しいというものの、それぞれの楽器が際立つ。音の粒が目立つような感じ。

サビに入る瞬間にそれらが一つに重なる所が何回聞いてもダメ。ばち感動する。

あと、サビ内でも一回盛り下がって、最後アゲてきます。

一つのサビで、二度楽しい。

 

とどろくハートパーカッションとね
声のトランペットで
メロディがハッピーバースデイ

どうよ、この頭悪そうな歌詞。
大好き。

声のトランペットはありませんでしたが、代わりに鳴り響くは本物のオーケストラサウンド。

ほんとよかった。
まじはっぴーばーすでい。
あたまんなかサンフラワーガーデン・ステージさく。

「オーケストラアレンジで、楽曲の新たな魅力を見せたい」

的な事を感想会で仰っていましたが、ミリオンにおいて最もオーケストラの恩恵を受けた楽曲だと思っています。

M8.STARLIGHT CELEBRATE!

サイドMの信号機の楽曲。

真っすぐに… 空高く!
輝いた場所へと

パーパパパパー パパッパパー

このリズムと金管楽器の力強い感じが好きです。

あと、歌詞が良いですね。

鬱陶しすぎないポジティブ、くらいの前向きさがあると思います。

「DRAMATIC STARS」の歌唱をじっくり聞くのは初めてですが、パッと見のイメージ以上に柔らかい声なのが意外でした。

もうちょっと、がっつり元気系なユニットだと思っていたので……。

M9.NEO THEORY FANTASY

聞いたことあるし歌詞も分かるのに、タイトルが分からずもやもやした記憶があります。

弦楽器VS管楽器

くらいの白熱したバトルが繰り広げられていましたね。

共闘しているようにも聞こえるし、せめぎ合っているようにも聞こえるし。

片方が盛り上がると、もう片方が盛り下がって。

音の強弱もそうですが、目まぐるしく切り替わる楽器の移り変わりも楽しめました。

サビ前の

気付かないで(進んでゆく)
騙されても(惹かれてゆく)
決めたトビラへ

赤書き部分のバイオリンのヒョロヒョロなってる所がめちゃくちゃ好き。すごい不穏。

ここまででもうおなか一杯のカッコよさなんですけど、サビは異常。

音量・音圧はもちろん、低音の力強さ、タイミングよく打ち鳴らされるシンバル。

身体動かしていいんだったら、間違いなく拳突き上げてる。

サビが2回来るんですが、1回目は絶望感を感じるような低音。

2回目は”凱旋”とか”栄光”みたいな、希望を感じさせる様な力強い音の厚み。

配信でも鳥肌凄いんですけど、現地はまじでやばい。

これは現地で聞けて、大満足です。

★第4楽章★

M10.Twinkle way

オーケストラ関係ないんですが、灯織の声好きなんですよ。

あの絞り出してくる感じが、正直たまんない。

こちらはシャニの信号機トリオ。

原曲はいかにもシャニ。
いかにもイルミネ。

って感じのキラキラアイドルソングです。

奥行きのあるオーケストラアレンジは、タイトルと相まって「天の川」を思わせます。

壮大さとポップさがいい具合で、この曲も違った表情を見せてくれた1曲だと思います。

M11.Glow Map

ミリシタ3周年記念曲。

ミリオンの周年曲としては、この曲が選出されました。

私もミリシタ3周年から始めましたので、本曲は周年曲でも一二を争うほど思い入れのある曲です。

「編曲はシームレスにつなぎ、曲に気づく瞬間も楽しんでほしい」

編曲者様のコメントですが、今までのアレンジに比べて比較的分かりやすい出だしの演奏だったと思います。

すぐに分かった方も多いでしょう。

木管楽器??の甘美で柔らかな音色が、終始印象的です。

原曲はイントロから静かに始まり、サビに向けて徐々に高まって、サビで一気に花開く”開放感”も一つの魅力だと思っています。

ただ、オケアレンジにおいては、Bメロ~サビはシームレスに入っていきました。

第一幕の最終盤。

物語の”結び”である事を鑑みると、今までの流れを振り返るような総括的なアレンジなのかなーと思います。

始まりのあの日から(ずっとそばで)
幾つもの 景色を一緒に過ごしたね
みんながくれた 全力の笑顔と声が
未来拓いてく(ありがとう)
道を照らす Glow Map
Move Up

サビが終わり演奏されたのはCメロ。
歌詞はこの通り。

全体的に控えめなアレンジの中でも、さらに静かに、丁寧に演奏されていた記憶があります。

メロディーに乗って歌詞も頭の中に浮かんできましたが、今までのミリシタとの思い出が脳裏によぎります。

ミリPとなって早2年。

「ミリオンライブ」に出会わなければ見ることの叶わなかった景色が、私には幾つもあるという事をひしひしと感じます。

古いアルバムを読み返すような。
塗りつぶしてきた地図を見返すような。

そんな優しい時間でした。

ラスサビ前。

思い出を振り返りながらも、
「それでも大事なのはこれからっしょ!!!!」

そう言わんばかりにアイドル達が叫ぶのは
「いってきます!!!!」の一言。

曲中、最も感情が高まる場面。

ですが……。

M12.Destiny

ねぇ♪最初に出逢った日
覚えてるかな?
あれから幾つ経っただろう

……もう、やめてーや。

何でまた思い出させるんよ。
揺さぶられすぎて、ココロもげそうなるわ。

この選曲とつなぎを考えた方に人の心は無いでしょう。

多分、プロデューサー泣かすだけの殺戮マシーン。

『Glow Map』からスムーズに移行して流れてきたのは本曲。

ストリングスのしっとりとした主旋律に、ブラスの優しい音色が花を添えます。

サビ部分の「進めー」をトランペット??の高らかな音色が響き渡るのが心地よいです。

第2幕「Brillante Stage!!!!!」

20分ほど休憩を挟んでの開幕。

休憩前の甘奈の「めっ!!」で、アイマスライブだったことを思い出しました。

ここからは第2幕。

ステージ演出とプロデューサーのペンライトが火を噴く出番です。

素晴らしい音楽を奏でていただいた
「東京フィルハーモニー交響楽団」。

少しでも楽しんでいただきたいと、ペンラを握る拳に力の入る場面でした。

たいして振れなかったけど……。

M13.Resonance⁺

シャニマスで最後に見たライブで聴いていた曲。

「なんちゃらかんちゃらプラネタリ」
みたいな語感のいい衣装名だったことを覚えています。

あの衣装で踊っているの見ると、可愛いとかよりも先にちぎれそうで心配が勝るんですが、私だけですか?

ここからはバンドサウンドも入る事で、一気に原曲に近くなるような。

実際そうでもないのかもしれませんが、原曲との乖離はあまりなかったように感じました。

ただ、そこはオーケストラ。

重厚な音の厚みは音源とは比べ物にならないほど圧巻の物でした。

全体的に圧がすごかった覚えがあります。

サビの多幸感が異常。

ステージ照明も荒ぶっていました。
客席から見ても眩しいくらいでしたからね。

何一つ当たり前じゃなくて
だからこそすべてが愛しくて

ここの疾走感ある爽やかなフレーズが印象的。

まじまじと歌詞を見るのは初めてですが、良い歌詞ですね。

シャニらしい”オシャレさ”があると思います。

M14.Sweet Memories

ここからステージ後方の幕が開き、ステージ演出が入ってきます。

ここからは誰かしらが登壇してくるパート。

先陣を切るのは一番若いシャニマスより、大崎甘奈。

こう書くと
「トップバッター可哀そう」となりますが、先達のアイドル達に背を預けていると考えるとエモい。

私が現地でステージを見れたのは曲の終盤の方でしたが、オーケストラを前に立つ姿は担当でなくとも来るものがありますね。

『Anniversary』と似たような歌詞に思います。

『Anniversary』が出会いの負の側面。「別れ」を強調するような楽曲だったのに対し、本曲では出会いの持つ「温もり」や「尊さ」の様な正の方向からアプローチしたような曲かなーと感じました。

甘奈らしく、あっけらかんとした無邪気な声が歌詞と相まって胸に響きます。

M15.こいかぜ

シンデレラより。
歌唱は高垣楓。

セトリ予想でよく見かけた本曲。

音源を聞いて本番に臨んだわけですが、訳わからん位に歌うまい。

月並みな言葉ですが、それしか出てこなかったです。

“澄んだ声”と書くのは簡単ですが、高音から低音まで満遍なく澄み渡った。一点の曇りもない非常に心地よいお声です。

楓さん歌唱中は
「歌うんまっっww」以外の感想が出てこなかったし、今聞いても同じ。

「ダイヤモンドポイント当たる」って、こういうことか。

本コンサートは”オーケストラ”が主役ですが、この瞬間は主役を取って代わった様な。そんな圧倒的な歌唱だったと思います。

いったい何食ったら、こんな声になるのか。
一回でいいからこんな声で歌ってみたいわ。

M16.メッセージ

M17.Shine!!

ここからは作・編曲家の滝沢俊輔氏のターン。

どちらも
アニメ「アイドルマスターシンデレラガールズ」の曲とのこと。

オケマスで他ブランドの良曲に出逢えたことも、贅沢すぎる経験でした。

個人的には『Shine!!』に惹かれるものがあります。

現地での名刺交換の際、デレのアニメも強く勧められました。

アニメ曲とのことなので、アニメ視聴後で感じ方も変わってくるでしょう。

きっと、オケマスCDが出る頃には私も視聴済みのはず。

その頃に聴き込んでみたい曲なので、ここでの感想はとりあえず無しで。

M18.ハミングバード

いよいよ、ご本人登壇パートがやってきてしまいました。

ミリオンからは桜守歌織役の香里有佐氏。
こーりーです。

知らない方のために簡単に説明させていただきますと、歌織さんは元音楽教室の先生。歌のお姉さんです。

ミリシタ・リアルライブにおいても、その歌唱力を存分に発揮されています。

そういった背景も踏まえて、ミリオンライブ(AS除く)で本公演のイメージに最も合うのは歌織さんになるのかなーと思います。

中の人の経歴的にもオーケストラは似合います。

ただ、思い返すとご本人歌唱となった4名。

この中で最もプレッシャーのかかる立ち位置であったのが、香里さんではなかったかと思います。

数多いるアイドルから選ばれた4名。

普段とは装いも雰囲気も異なる
「プロデューサー」と「会場の雰囲気」。

アイマス初のフルオーケストラコンサート。

脇を固めるのは実績も実力も申し分ない
「プロの音楽家集団」。

同日、肩を並べて立つは、
アイマス黎明期から君臨し続ける。
765の歌姫「如月千早」と「今井麻美」。

前門のP。
後門のオーケストラ。
側門の如月千早と今井麻美。

誰一人敵ではないのですが、

それだけ特殊な環境であったことも事実。

この状況でトップバッターを任されて、緊張しない人間はいないでしょう。

いるとしたら、それはもう人の皮被ったメンタルモンスターです。

開演前に「緊張するわー」とか能天気に思っていた自分をぶん殴りたいくらい。

そんな途方もない重圧があったことと推察します。

 

「信者よ、盲目であれ」
なんて価値観は私にはありません。

悪意は毛頭ございませんが、ありのまま現地で思ったことを書きます。

取り繕った言葉を並べても、それは失礼だと思うので。

歌織さんや香里さんファンの方は、不快になりそうなら次曲まで飛ばしてください。

本当に緊張されていたと思います。

音を若干外した部分もありましたし、高音部分もかすれていたり。

力んでいることは素人ながらに感じました。

1番サビは香里さんの歌声に物足りなさも少し感じました。

アーカイブで確認する限り、登壇時の笑顔もひきつっているように感じます。

少なくとも、1番においては
「香里さんの本調子」とは思えなかった。

というのが率直な感想です。

そんな歌唱でしたが、2番くらいからはいつも通り。

いや、それ以上。

オーケストラの壮大な音楽をバックに、高らかに歌われていたと思います。

 

私が今 できること
それは歌うこと

曲としてもラスサビ入りの転調部分。
最も盛り上がる所です。

歌い手も聴き手も、否が応にも感情がのる瞬間。

そんな場面で歌われるのが、このフレーズ。

キモチを伝えたいとか。
想いを届けたいとか。

そういった類の言葉ではなく、
「歌うこと」。

「歌う事しかできない」

と高らかにさえずるんです。

アイドルマスター ミリオンライブ! Blooming Clover 7 (電撃コミックスNEXT)

『アイドルマスター ミリオンライブ! Blooming Clover 7 』のワンシーン。

多少回り道をしようが。
攻めた結果、それが失敗に終わろうが。

その経験がアイドルとしての色になり、アイドルの軌跡になる。そんなシーンです。

 

マンガ内の歌織さんの様に、多少のミスがあったのかもしれません。

それでも、小手先の技術に囚われるのではなく、思いのままに歌うこと。

香里さんがコンサートにかけた熱量。
香里さんの歌にかける情熱。

届けようと意図せずとも、歌うだけで溢れ出る。

そんな想いが、私には伝わりました。

今回の『ハミングバード』を通じて、気付かされたことがあります。

『私がアイマスライブに求めているものは何か?』

ということです。

 

いかに歌がうまいと言えど、声優さんの本業はあくまで“声のお仕事”です。

歌に割ける時間も当然短いでしょう。

ライブの度にレッスン時間の短さについては、各々言及されています。

音楽のクオリティを求めるのであれば、音楽を専門にしている“アーティスト”に行きつくはずです。

声優さんに比べて音楽だけに費やせる時間は、文字通り桁違いです。

そんな環境にあっても、ライブでは演じるアイドルを背負って。

歌唱で、ダンスで、仕草で。
アイドルになりきってパフォーマンスされます。

アイドルを少しでも感じてほしい。
P達を楽しませたい。

そんなキャストさん・アイマス運営の、我々プロデューサーに向けてくれる思いや熱量。

そんな真摯さを知っているから、わざわざ鳥取なんて田舎から関西に赴くんです。

「きっと、出費以上の非日常を見せてくれる。」って

 

極論、見たいのは完璧なパフォーマンスではないんです。

ライブにかけてきた、ひたむきな姿を。

アイドルを感じさせようと、真剣に取り組む情熱を。

それを受け取りに、私は現地へ行ってます。

大げさに言い過ぎかもしれませんが、それだけのモノを感じた。

本当に気持ちのこもった素晴らしい歌唱だったと思います。

オーケストラについて1mmも触れていませんが、ご容赦ください。

というか聞いてください。
このブログでは音楽の良さが1µmも伝わりません。

歌織さんPでもない私でこのザマです。

担当の皆様方は、安らかにお眠りください。

香里さんについては、濃いめの油で喉を潤していただければと思います。

「香里有佐の有麺団」第44回のご視聴、誠にありがとうございました!

めでたくこの度、番組ファンクラブ「団員倶楽部」が発足したということで、
気合いが入っている様子の団長です💪

次回もお楽しみに~🍜#有麺団 pic.twitter.com/Ex3JXMKBTd— 香里有佐の有麺団 (@Ari_Men_Dan) September 26, 2022

M19.蒼い鳥

ここにおったわ、メンタルモンスター。

そりゃ、緊張してるんでしょうけど……。

ステージ上での立ち居振る舞いは、
まさしく歌姫。

積み上げてきた経験値の高さは、所作から滲み出ていました。

イントロの瞬間のどよめきは忘れられないです。

「やっぱ来るよなー」って感情と、「あ、これやばいわ……。」が混じったような複雑な感情でした。ドキッとしたもん。

オケ映えしそうな曲が多い千早ですが、
「千早の代表曲を1つ選びなさい」と問われたら、間違いなく選ばれそうな代表曲。

「この令和の時代に『蒼い鳥』がオーケストラと共に聞けるなんて。もしかして、すごい場面に遭遇しているのでは?」

と今になって思います。
多分、一生もの。

もちろん、今井さんの歌唱力の凄さは知っていました。

配信ライブでも聞いていますし、衰えが無いことも耳で感じています。

ただ、現地で浴びるのは初めて。

現地で思ったことは、高音部分の尖り方がエゲツナイという事です。

音を聞くのは当然耳なんですが、今井さんの高音で伸ばす部分。

あおいぃぃとりぃぃぃいいいいいいいいいいいい

鼓膜と言うより、頭ん中の音を感じるところに直接刺さりに来るような。

甲高い、音源で感じる以上の圧を感じます。

“歌うま”で言うなら楓さんの『こいかぜ』もそうでしたが、楓さんの声が高いながらも”夜”とか”月の光”みたいな柔らかさを感じさせるもの。

強さよりは”神秘的”、”幻想的”といった雰囲気。

今井さんは”直線的な強さ”と”哀愁”を感じます。

そんな印象でした。

まあ、何が言いたいかと言うと。

現地はすごかった。
ただそれだけです。

涙は出ませんでした。

「すげぇぇぇ……。」と迫力に飲まれるだけ。

『こいかぜ』状態。

 

ピアノを演奏されていた「ピアニート公爵」という名前を存じ上げていませんでしたが、こちらもアイマス初期から存在される御方とのこと。

終盤の挨拶で名前が呼ばれた際に、後ろの方から悲鳴も聞こえました。思い入れの深いPもいらっしゃったようです。

調べてみたら、すごい経歴の方なんですね。

爵位の件が、ニコニコっぽいというか面白い経緯です。

 

「元々ピアノが特徴的な曲。ピアノ狂想曲といったアレンジを施しています。わざとスローテンポにし、ピアノの技巧を聴かせるようにもしています。」

指揮の和田氏が本曲について出したコメント。

ピアノがステップを刻むような、トテトテなる所ですね。

今井さん自身、オーケストラで歌うのが「夢」とMCで語られていました。

様々な人の夢が叶った、祝福の『蒼い鳥』でした。

よくよく考えると、2人の歌唱は「鳥」つながりでもありましたね。

M20.瞳の中のシリウス

殺す気かよ!!!!!!!!!!!!!!

「息を呑む」と「変な声が出る」が一緒になった結果、「エゲツナイしゃっくり」みたいな音が出ました。申し訳ない。

ただ、現地のどよめきを考えても、みんな同様の気持ちだったと思います。

アイドルもPもすぐ殺されがちなミリシタで、散々こすられているこのセリフですが、この瞬間ほど思ったことはありません。

本ブログで、この画像使うのも初。
今後出てくるとしたら、これと同等以上の衝撃だとお思い下さい。

じゃないと、所々恵美が常時恵美になってしまうので。

別にいいんだけどさ。
恵美だらけのブログでも。
なんか莉緒ねえと響に申し訳ねぇじゃん。

『蒼い鳥』や『こいかぜ』が空間掌握系の楽曲だとするなら、本曲もその系統。

MOIW2015でも披露され、直近ではミリオン7th DAY2での披露となりました。

原曲からして、世界がガラッと変わるほどの圧倒的な世界観。

『Anniversary』同様に、勝利が確約されたメロディー。

すべてが美しすぎる本曲。

そんな名曲をオーケストラで、今井さんと香里さんがデュエット歌唱。

これ以上の贅沢があるでしょうか(いや、ない)。

 

本曲で印象的な

タンッタタタン タッタッター タンッッタッタン

というピアノの音色。

これまで音の重なり・ハーモニーに酔いしれていたわけです。

音の洪水とも言えるような奔流を渡ってきたんです。

渡り切ったと思ったら、私でも弾けそうな(弾けない)くらい音数の少ない。

今にも消えそうな素朴なメロディーの美しさを知るんです。

海水たらふく飲んだ後の真水。
甘露なんです。
染み渡らないわけがないんです。

足せばいいってものでもないし、引けばいいってもんでもない。

すんごい塩梅の上にオーケストラは成り立っている。

その一端に触れたような高尚な気分になりました

御二人の歌唱力については、私なりに書いてきたつもりです。

声だって”楽器”みたいなもの。

今井さんの『蒼い鳥』とは異なる柔和な高音も、香里さんの含みのある中低音も。

各々をよく引き立て合っていましたね。

ラスサビ前の

受け止めるよ だからもう大丈夫

原曲でもバカ高い音なんですが、今井さんは平然と歌ってましたね。

香里さんの輪唱も美しき。

その勢いのままラスサビに入りますが、もう鳥肌が……。

オーケストラの重厚で荘厳な演奏も。
ピアノの浮遊感のある音色も。
御二人のハモリも。

各々が主張しつつも、邪魔にはならない。

とても幻想的な音楽でした。

「ミンゴスとこーりーが向かい合う所が尊かった」

というラウンジメンバーの感想を聞いていましたので、アーカイブで期待して見ていました。

まぁ、そりゃ尊いよね。
字面だけで尊いもん。
直視できない。
シリウス顔面にぶつかったんか思ったわ。

あぁ、「シリウスを投げる」ってそういう……。

M21.DRIVE A LIVE

サイドMでも唯一聞いたことある曲でした。

東フィルの方の方からクラップの煽りがあったように、会場みんなで楽しんだ楽曲です。

ペンライト振るのも楽しいのですが、自分から鳴らす音で”ライブに参加できる”。

そんな楽しさを再認識しました。

流れてる音楽が綺麗なので、クラップも上品に聞こえます。多分、気のせい。

あの、ホイッスルは生音だったんですね。

さすがに音源かなんかだと思ってました。

今後見る機会のないだろう
「オーケストラの人のホイッスル吹く姿」。

やっぱ、綺麗に鳴りますね。

大概、ピーヒョロロロロ~みたいになるじゃないですか。

Mの楽曲は男性らしく、管楽器の雄々しい音色が合います。

良い意味で男臭さがあると思います。

ラスサビ前のベースが気持ちいい。

 

本編のラスト。

これ以上ないほどの凄まじい多幸感で、幕を閉じることができました。

5ブランド揃ったアイマスライブて、実質今日が初で(オケコンだけど)
やっぱりこれまで見えない壁があったと思う #SideM
の曲が、5ブランドライブのトリを飾ったということがとても嬉しい#SideM #MOIW2022 #オケコン2022— はりお (@harioimas) November 12, 2022

DAY2終了後に軽くお茶しながらラウンジの方と感想会をしたんですが、その際にこんな発言をされていたのが心に残っています。

現状、サイドMに対して関わりのない私は

「男性アイドルのアイマスブランド」

くらいの認識しかないです。

マイナスイメージは決してありませんがミリオン追うので精一杯。

他のブランドを追うのはちょっと……。って感じ。良くも悪くも、ニュートラルです。

昔に「ジュピター」も巻き込んで、大変な炎上騒ぎがあったとは聞いています。

何が真実かはよく分かりませんし、さして知りたいとも思いません。

プロデューサーによっては、大きな意味を持つことになったセトリ。

やっぱ、プロデューサーの数だけ物語があるなー。

そんなことを感じてしまいました。

 

アンコール

本編終了後。
鳴りやまぬ拍手から、和田氏がすぐに登壇されました。

オーケストラにアンコールがあるかどうかも分からなかったので不安でしたが、無事あったみたいです。皆の拍手が報われたようで何より。

振り上げたタクトが落とされた時。

奏でられるのは、私たちの「最高傑作」。

En1.M@STERPIECE

おかえり、恵美。
早かったね。

「サンリッチでやったから、やらないんじゃない?」

とか思ってたので、死角からごっそり持っていかれました。

現地で聴くのは初めてです。

 

「アイマス」にとっても、非常に大事な楽曲。

思い入れのある方も多いでしょう。

私も学生時代、鈍行で島根まで見に行った「ムビマス」のことを思い出します。

こんな長文をここまで読まれている皆さまです。楽曲自体の言及は不要でしょう。

アレンジについても、各々聞いてください。

それぞれの思いを大事にしていただければと思います。

 

一つ、忘れられない光景があります。

アーカイブでは分かりづらいのですが、本曲の終盤。

客電がついて、観客席がかなり明るくなります。

遠くのPの顔まで見える程に。

ライブやコンサートは“ステージ”を見に行く時間。

そのステージで繰り広げられる非日常を楽しむ場所

DAY1を振り返っても、どのステージも素晴らしいものがありました。

我々Pはそんなステージを、立場的にも物理的にも陰から見ている訳です。

そんな日陰者の私達が打ち鳴らすクラップが組み込まれた本曲。

見方を変えると、
「私たちがいることで完成する楽曲」です。

 

『プロデューサーさん、あってのアイマスなんですよ』

『アナタたち含めて、みーんなで「M@STERPIECE」なんだよ。』

 

あの瞬間は開場にいる全ての人が。

アイマスを愛している全ての人が主役としてステージに立てた。

そんな素敵な、幸せな空間でした。

本当に素晴らしいひと時でした。

アイマス最高ー!!!!!

 

あとがき

お疲れさまでした。

初日の感想を書こうと思いますが、それはDAY2の方にまとめます。

両日通しての感想を書きたいので。
(本当はしんどいから、明日の自分に投げてるだけ)。

DAY2も書きますが、セトリが変わった部分。

第二幕がメインになります。

大分短くなると思いますので、良ければどうぞ。

15000字弱ある、この感想記事。

最後まで読んだあなたはまぎれもなく変態です。

心の中のUOを折りましょう。

冗談はさておき。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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